2022.02.25 UP 閲覧数 72
おすすめ暮らしと生き方特集・連載趣味と教養

毎日小学生新聞 編集長 木村葉子さん【輝く人のON/OFF】

撮影/中林 香 取材・文/新里陽子

毎日小学生新聞 編集長

木村葉子さん

きむら・ようこ●毎日新聞社毎日小学生新聞編集長。母校・昭和女子大学の「現代ビジネス研究所」研究員。一男一女の母。

社会での「オン」とプライベートな「オフ」の時間の過ごし方から、大切な思いを探るインタビュー。
今回は、子ども向け新聞の編集長を務める木村葉子さんにお話を伺いました。
落ち着いた笑顔で諭すようにお話しする背景には、これまで自ら学んだたくさんの答えがあるようです。

  • 10歳 作文を書くのが大好きだった小学校時代。
  • 13歳 中高一貫の女子校に通い、附属校のため1年早く附属大学に進学でき、大学には5年間通う。
  • 22歳 人に伝える仕事がしたいと新聞記者に。当時女子の採用枠は1割ほど。
  • 24歳 仙台支局で事件事故を追う毎日。
  • 25歳 結婚
  • 33歳 ニュース雑誌記者時代、長男4歳、長女2歳のときに夫が単身赴任。
  • 40歳 子ども向け媒体を中心に記者にまい進。
  • 49歳 人事・総務本部へ異動。キャリアコンサルタントの国家資格取得。
  • 52歳 毎日小学生新聞編集長に就任。

歳の差もある部活動で学んだ人の輪を保つ大切さ

8歳、6歳と年の離れた姉と兄の末っ子として生まれた木村さん。

作文が大好きな小学校時代を過ごし、入学した中高一貫の女子校で所属したテニス部で、今も役立っている大切なことを学んだそう。

 

「朝、午後、土日と、とにかく練習。先輩・同級生・下級生と年齢が異なる中で、人間関係をスムーズに進める術を身につけました。人を思いやる気持ちがあれば、丸みを帯びた関係が続けられる、など。マネジャーも務め、部の輪を保つことに気を配ることを学びました」

遠距離婚をして身についた「量ではなく質」という考え

大学で日本文学を学んだ後、新聞記者になり支局で事件事故を追う生活をスタート。

 

体力的にも精神的にも決して楽でない日々の中、安らぎをくれる同期入社の夫と意気投合し結婚。
「約1年は別居でした。忙しくて、婚礼家具も自分では選べず、母にお任せです」
2人の子どもに恵まれますが、夫は3度の単身赴任に。

 

「仕事を辞めようとは思いませんでした。自分の目で見て確かめ、伝えるというこの仕事がとても魅力的でした。子育てしながらの記者生活で、たどり着いたのは『量より質』の考え方です。離れているからこそわかる家族のありがたさを、身をもって感じた日々でした」

 

限られた時間でも、子どもと密に向き合う。一緒に早く寝た日は、翌朝早く起きて仕事するなど、時間的なメリハリもこの頃から身についたそう。

初めての職種は戸惑いからスタートしたがこの経験が財産に

支局記者の後、教育関連の部署で記者を経験した木村さんですが、8年前の人事異動で、予想していない人事・総務部へ。

 

「記者職で入社したので、それ以外の仕事をするとは予想していませんでした。初めてのことだらけで、新入社員に逆戻りした感じで、戸惑いもありました。ですが、仕事を覚えていくうちに、さまざまな部署の人たちと連絡を取り合ったり、会社説明会を企画・運営したりと、今まで見えていなかった仕事や人との関わりの側面を感じ、勉強になりました」

 

キャリアコンサルタントの国家資格も取得したそう。
編集業務に戻った今も、迷うことがあれば、やったことのないほうを選ぼうとさらに強く思うようになったとも言います。

 

「いつも、低空でも、飛び続ければうまくいかなくてもいい、という気持ちで仕事を続けてきました。報道という大きな意味では、たいした仕事はできていませんが、取材させていただいた方、記事を読んでくれた人の心に何か残ったものがあるとしたら、ありがたいです」

「一般的な新聞の半分の大きさは、子どもの肩幅や手の長さでも無理なく広げられるサイズ。デジタル化が進む中、紙をめくって読むというアナログのよさも伝えていきたいです」

あるONの日のタイムスケジュール

  • 6:45 起床 洗濯物や布団を干し、アイロンがけ
  • 7:15 夫が用意した朝食を食べる
  • 7:45 新聞を読み、ニュースをチェック。身支度をする
  • 8:30 出社 在宅勤務の多い夫は散歩として、駅まで一緒に
  • 9:30 会社到着 メールチェック、紙面確認、紙面作成など会議や、さまざまな方面からの問い合わせなどなどに対応
  • 19:00 退社 電車内では、読書か寝るか
  • 20:00 帰宅 たいていは夫が準備した夕食を一緒に。お風呂、ストレッチなど。日記を書き、ホットミルクを飲む。布団の中で読書
  • 23:30 就寝

モノ、人、すべてに先入観を持たずに人の評判よりも、自分の見聞したことでの判断を心掛けています

編集長として、読者の子どもへ届けたいメッセージを持ち新聞をつくっています。

 

「毎日小学生新聞を通じて社会を知り、考え、行動できるようになるためには、何を伝えていけばよいのか。多様な社会、日々めまぐるしく変わる社会において、変わらない根本や、人として大切にしなければならない軸を伝えていきたいです」

 

創刊85周年を迎え、読者から投稿を呼びかけると93歳の現役読者からの手書きの手紙も届きました。

 

「子どもの頃からずっと読んでいますという人や、幼い日の思い出などを書いてくれた人も。子どもだけでなく、大人になった読者の心にもタネをまくことができ、それぞれの方が花咲かせていることがうれしかったですね。先入観を持たずに自分で見聞きしたことでの判断も心掛けています」

 

優しい笑顔で話す中にも、今の仕事に対しての思いを垣間見ました。

 

「これまでの自分の記者としての仕事に比べ、やはり編集長としての責任の重さを強く感じます。部員がそれぞれのやりがいをもって、生き生きと働ける環境はどうすればつくれるか。売り上げを伸ばし、経費を削減したりするにはどうするかを念頭に置いています。そして、仕事って明るく、前向きに、適当に力を抜くことも大切です。一人で抱え込まず、助け合うことも意識したいですね」

 

これからの夢は

「毎日小学生新聞の読者をさらに増やすこと。100年、その先も愛される新聞にしていくために、紙の新聞のよさ、オンラインイベントやデジタル部門の充実など、さまざまな仕組みを考え、実践していきたいです」

【写真左:毎日小学生新聞】新聞同様に毎日配達される。「全国の子どもたちに希望を届けたいです」

【中央:手帳】朝から夜まで1時間ごとに区切ってあり、空いている時間が把握しやすいタイプ。

【右:ノートパソコン】タフで知られる「レッツ ノート」を使用。花柄のシールで自分らしく。

【写真左:モザのブローチ】異動時に後輩が木村さんをイメージしてプレゼントしてくれたもの。

【右:取材ノート】縦半分に折り1ページを2分割して書くのは新人時代に教わったこと。

休みの日のバッグなど持ち物は明るめのものが好き。「気分を上げて前向きに。早朝から活動するのも好きなので、ホットヨガも朝一番のクラスに参加するのがお決まりです」。

あるOFFの日のタイムスケジュール

  • 6:45 起床 洗濯物や布団を干す。新聞を読み、ニュースをチェック。身支度をする
  • 7:30 自転車でヨガ教室へ
  • 9:00 1時間のレッスン後シャワーを浴びて帰宅
  • 9:30 夫の用意した朝食を食べる
  • 10:00 整体へ
  • 11:00 掃除などの家事
  • 13:00 夫と買い物へ
  • 15:00 ほっと一息 お茶を飲んだり録りためた映画、ドラマ、ドキュメンタリーを観るなど
  • 17:00 実家へ。高齢で独居の母の買い物を届け一緒にお茶
  • 19:00 夕食の支度。数日分の作り置きもする
  • 20:00 テレビ、読書、団欒
  • 21:00 原稿書きや、仕事の下準備
  • 22:00 お風呂、日記、ホットミルク
  • 23:30 就寝

80歳を過ぎても一人でどこへでも行きたいからと始めたホットヨガに夢中

仕事柄オフがつくりにくく、休みの日カフェで本を読んでいても「いつか仕事に役立つかも」という気持ちがあるそうです。大切にしているのは、体のメンテナンスと、家族とのコミュニケーション。

「ホットヨガには、週末必ず行っています。体力維持が目的で、80歳を過ぎても一人でどこへでも行きたいので!」

 

社会人になり独り立ちした長男、大学卒業目前の長女と、子育ても一段落。

 

「休みの日、家事が終わった後にのんびりコーヒーを飲みながら、家族とおしゃべりしたりする、そんなひと時に幸せを感じます。夫や子どもたちとの会話も、子どもが小さかった頃に比べ変わってきました。空気のような存在ですが、心地よく、最も大切なものです」

【写真左:夫とのペアウォッチ】銀婚式を記念して。結婚時のペアウォッチから一新。

【中央:家族の写真】記念日ごとに家族で撮り続けてきた写真。「これからも撮り続けたいです」。

【右:ヨガウェア】質・デザインが良いものがお気に入り。ピンク色が大好き。

【写真左:子どもの作品や手紙】捨てずに取ってあるものが多く、見返す度に懐かしい気持ちに。

【右:タオル】タオルはふわふわ感を重視して選ぶ。感触を確かめてから購入します。

インタビュー*編集後記*

木村さんと出会ったのは約20年前。幼いお子さん2人を育てながら、テキパキとスムーズに仕事をされる姿が印象的でした。新聞制作への情熱もゆるぎなく、常に前向き、いつも明るく、周りにいる人も明るい気持ちにさせるのは木村さんの人間力。めりぃさん世代になられても衰えるどころかパワーアップしていました。

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