第1回|いきいき&若々しく! めりぃさん’s 脳活問答
構成・文/明滝 園
「人生100年時代」といわれる昨今。健康長寿のカギは、衰え知らずな脳にあり!
今号から始まる「めりぃさん’s 脳活問答」にぜひチャレンジしませんか。
児玉光雄さん
こだま・みつお●1947年、兵庫県生まれ。追手門学院大学特別顧問。前鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。専門は臨床スポーツ心理学。右脳開発に造詣が深く、数多くの脳トレ本を執筆し、著書は200冊以上。
継続的に取り組み、楽しむ気持ちが脳の若さをキープする
人の脳は40歳を境に老化が加速するといわれています。
「人の名前が出てこない」「何をしようとしたのか忘れた」など、こんなことが増えてきたら脳の老化のサインかも。知的な刺激を与えることで脳は活性化されます。1回で解く問題は少なくてOK。
大切なのは継続的に行うことです。「めりぃさん’s 脳活問答」なら気軽にできて時間もかかりません。今日から早速取り組んでみましょう。
脳への刺激は、タイプが違う問題を短時間で解くのがおすすめ
「記憶力」「注意力」「思考力」など、毎号鍛える力を変えて出題していきます。
同じような問題ばかり解くと、脳がパターンを学習してしまい、刺激は弱いものとなってしまうためです。また、問題ごとに20秒~3分程度と、比較的短めの制限時間を設けています。
短時間で取り組むことは脳に緊張感を与え、脳の活性化が促されます。正解することにとらわれず、集中してトライしてみてください。
すべての記憶を一時保存する脳の器官、「海馬」。
海馬を含む脳の萎縮が認知症の原因になることがわかっていることからも、記憶力を保つ重要な器官です。
下の問題にチャレンジして海馬をフルに働かせましょう。
視覚チャレンジ編 ―見たものを記憶する―
絵を20秒間見て記憶しましょう。
20秒たったら1分間他の作業を行い、その後に記憶したイラストが何であったか書き出してください。
合っているか、イラストを見て確認しましょう。問2も同様に行ってください。
問1
問2
知識チャレンジ編 ―知っていることを思い出す―
問1
下記に示した県にある世界遺産の名前を、□の中に記入してください。
問2
次の生物は何類に属するものか、選択肢から選んで記入してください。ただし、使わない選択肢もあります。
もっと思い出してみよう!
- おみやげに何を買った?
- どんな観光名所を巡った?
- 自由時間は何をした?
【解答】
〈知識チャレンジ編〉問1 ①原爆ドーム ②嚴島神社 ③屋久島 ④姫路城 ⑤紀伊山地 問2 ①両生類 ②爬虫類 ③哺乳類 ④両生類 ⑤爬虫類