結ぶだけでできる風呂敷エコバックの作り方
撮影/YASAKU 撮影協力/京都むす美 https://www.musubi-online.com/ 文/池田 史(atrio)
レジ袋が有料になり、どこに行くにもエコバッグが欠かせない今日この頃。
エコバッグだけで荷物が入りきらなかったり、逆にエコバッグを広げるほどの荷物量でなかったりと、袋は購入したくないけれど、バランスよく持ち運びできないと思われている方も多いはず。
そんなとき、力を発揮してくれるのが「風呂敷」。最近の風呂敷はファッショナブルな柄やカラフルな色も多く、風呂敷に取っ手を結びつけたり、簡単に結んでバッグにするバリエーションも人気です。今回は風呂敷専門店の「京都むす美」の山田悦子さんに、2つの風呂敷エコバッグを教えてもらいました。その便利さ、可愛さに今日からバッグに1枚風呂敷を忍ばせたくなりますよ。
「風呂敷は〝結ぶ〟ことで、長い物も運べたり、開閉式にできたり、固定したり柔軟にさまざまなものを運ぶことができます。また、立体でないからこそ汚れがたまる場所がなく、洗濯もしやすく衛生的です。風呂敷にできて、市販のエコバックにはできない役割もこなしてくれますよ」と、風呂敷エコバッグの魅力を語るのは、京都むす美の山田さん。
そんな山田さんおすすめの風呂敷サイズは100㎝と70㎝の2点。
「エコバッグとしての結び方は本当にたくさんあるのですが、荷物の量に合わせてフレキシブルに対応できる2つが、100㎝風呂敷で作る開閉式のエコバッグと、70㎝風呂敷で作るしずく形バッグです。特にこのしずく形バッグは、ちょっと立ち寄ったコンビニの買い物の対応におすすめです。あらかじめ結んだものを畳んでもコンパクトにまとまるので、バッグに入れておいても場所を取りませんよ」
スーパーに行くときは、買い物の量が多くなりがち。そんなときでもレジかごに風呂敷を置いてササッと結べば、ついつい買い過ぎてしまうお買い物でも安心。最初の結びの輪の大きさ加減で好みのサイズにすることもできる。
フランス人デザイナー、アデリーヌ・クラムとのコラボレーションシリーズ。従来の風呂敷よりも水切れ性能がUP。「100 ひめむすびアクアドロップ 牡丹 オレンジ (撥水加工)」(100㎝)¥3,850
❶ レジカゴに風呂敷を裏向きにしてセットし、上から商品を入れる。
❷ 腕が通る大きさの輪ができるよう片側を結ぶ。
❸ 同様に反対側も結ぶ。
❹ ❷と❸でできた輪を持ち手にし、カゴから引き出す。
コンビニでスイーツやお茶をちょっとだけ、でも手で持つには収まらない…。そんなときに力を発揮してくれるのがこのコンビニエコバッグ。結んで作ったバッグをたたんでも6×8㎝ほどのコンパクトサイズなのでバッグに一つ入れておくと便利!
普段使いに重宝する70cmシリーズの「こはれ」。カラフルな花柄をはじめ、シックなプリントまでバリエーション豊かにそろう! 新登場の「70 こはれ フラワーストライプ グレー」 (70㎝)¥1,100
❶ 表向きに置いて三角になるよう折る。
❷ 両端を一つ結びにする。
❸ 裏返すと両端の結び目が内側に入る。上の角を一回だけ深く結ぶ。
❹ 先端を真結びにするとお出かけバッグになる。