綿棒1本で-10歳若返る!?フェイスマッピング
たるみ、フェイスラインのぼやけ、ほうれい線など、年齢とともに顔の悩みは増える一方…。
そんな中、最近注目されているセルフケアが、顔の反射区のマッサージとツボ押しのコラボケア。手軽に毎日できて、効果抜群!と大人気です。
この独自の療法を開発した美容アナリストの奈部川貴子さんに、お悩み解消のためのフェイスマッピングを指南してもらいました。あなたも今日からきれいの習慣にしてみませんか?
撮影/臼田洋一郎 取材・文/atrio
「今から10年ほど前にスキンケアの記事を執筆していた頃、フェイスマッピングという顔分析法を知りました。足裏には体の各臓器とつながる反射区があることは知られているかと思いますが、実は顔にもあり、顔に現れるシミ、シワなどのトラブルから健康状態を読み取れます。例えば、こめかみに目立つ盛り上がったシミは、脂の消化に関わる胆のうや脾臓のゾーンで動物性脂肪やお酒のとり過ぎと見立てるのです。肌トラブルを臓器からのサインととらえるのは古代の英知に由来し、東洋医学やアーユルヴェーダとして継承されてきました。内臓が処理しきれない老廃物が、汗や皮脂などと一緒に排出されるときに吹き出ものやシミ、シワ、たるみとなって表れるのです。顔の反射区から、どの臓器からのメッセージかをチェックして、反射区にあるポイントを刺激することで、体の内外から健康と若々しさを取り戻していきます。早速、あなたもチェックしてみてくださいね!」
「フェイスマッピング」は世界各国の顔分析&セラピーをベースに、美と健康に導くポイントを整理して確立したメソッドです。フェイスマッピングの効果をより上げるために心得ておきたい2つの要素をご紹介します。
反射区はリフレクソロジー(神経反射療法)に基づく、遠隔に刺激を送る療法。反射区を刺激することで神経を介して臓器に伝わり、機能を活性化させます。この反射区を見たり、触ったりしてトラブルをチェックできます。
左:{鼻&頰エリア}
ほうれい線やクマなどの改善、鼻や胃腸などの不調に効くツボが集まっている。
右:{額エリア}
目尻や額のシワ、自律神経を整え、不眠&めまいなどのケア、目の不調に効くツボが多数存在する。
左:{フェイスラインエリア}
たるみや二重あご、ニキビなどのあらゆる肌悩みに効果的なツボが多数ある。
右:{目もとエリア}
まぶたのたるみや目もとのさまざまな悩みの改善に効果的なツボが多数ある。
さあ、早速実践していきましょう!
顔の中でも特に老けた 印象を与えがちな代表的なポイントをケアすることで一気に若返りますよ。
それぞれの各ポイントを番号順に綿棒で押しては離しを5秒ずつ繰り返しましょう。
{綿棒}
コットンの巻きがしっかりとした硬めの綿棒がおすすめ。
{綿棒の持ち方}
筆記用具を持つときと同じ方法で持つ。安定して、適切に刺激できる。
{フェイスマッピングの基本の押し方}
まずは鏡を自分の真正面に置く。
指を当てながらポイントを探し、見つかったら綿棒を真っすぐ当てて、垂直に押す。押す強さは300〜500gの圧がベスト。
一度調理用のはかりなどで力加減を試してみると◎。
5〜10秒押してゆるめる、を繰り返し、綿棒の跡がついたら、指で優しく押し回してほぐすと残りにくい。
(※敏感肌や赤みが出やすい人は弱い圧で様子を見ながら行ってください。)
大腸に負担がかかっていると、ほうれい線が刻まれやすくなります。大腸の反射区はちょうどほうれい線上にあるので、刺激しやすいです。また頬の重さやたるみを改善するポイントである唇を引き上げる上唇挙筋を刺激すると、さらに効果的です。
年齢とともに眼のまわりの筋肉が衰えてくると、まぶたがたるみ、眠たげな印象に見えることも。眼瞼下垂に効果的なポイントを刺激して改善しましょう。
フェイスラインがぼやけてしまうのは、頬の下側の頰筋などのたるみ、口角を引き下げる口角下制筋、噛むときに使う咬筋の緊張などが原因。ここに直接アプローチするポイントを刺激して、リフトアップします。
奈部川さんの書籍が発売されました!
健康と美肌づくりはこの1冊におまかせ
ブログでも大人気だった
「フェイスマッピング」が待望の1冊に!
キレイになるだけでなく、体の不調も解消されるセルフケアがたっぷり紹介されています。
奈部川貴子さん
なべかわ・たかこ●美容アナリスト・顔ツボセルフケア研究家。
美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて、「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、顔の反射区、ツボ療法、フェイシャルリフレクソロジーといった世界中のメソッドを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。