「夏のおしゃれコーデ」ラクに涼しく、暑さ・紫外線・冷房対策!
まだまだ気温が高く、汗ばむこの時季は、なるべく涼しく快適に過ごしたいものです。
ワンピース、スカート、パンツのコーディネートとともに、夏の服選びのコツをご紹介します。
撮影/木村和敬 モデル/石橋奈美 スタイリスト/眞藤伸子 ヘアメイク/千葉智子 構成・文/釼持陽子
夏の3大 悩みはこれ
汗ダラダラで不快
高温多湿の夏は、何を着ても暑く、外に出ると汗がダラダラ。服が肌にまとわりついて、さらに体感温度が上がり不快な気分に。
焼けたくない!
ヒリヒリと焼けるような強さを感じる紫外線。暑さ対策でなるべく涼しい服を選びたいけれど、肌を出すと日焼けが気になる…。
室内では冷える
電車や施設内では、冷房がガンガン。暑い外から室内に入った一瞬は涼しいと感じても、しばらくすると体が冷えすぎてつらい…。
夏を心地よく過ごす洋服は〝素材感と風通し〟がポイント
連日続く猛暑で、服を選んで出掛けるのもおっくう…という人も多いのでは。しかも困るのが、暑さによる不快感や強すぎる紫外線、体が冷える冷房など、夏ならではのお悩み。そのため洋服選びを間違えると、大きなストレスになります。
「夏を涼しく過ごすには、なるべく肌との接地面が少なく、風通しのよいゆったりした洋服を選びましょう」と、スタイリストの眞藤伸子さん。ワンピースやギャザースカート、ワイドパンツはその代表的なアイテムです。
「素材は麻やコットンなどの軽いものが快適に過ごせます。特に麻は汗をかいても乾きやすいので、汗ジミも目立ちにくいですよ。どちらも汗をかいたら洗濯機で洗えて、お手入れもラク。また、冷房や紫外線対策には、首に巻くストールや薄手のカーディガン、靴下を持ち歩いて冷え対策を」
気温が高くても心地よく過ごせて、おしゃれに見える着こなしをご紹介。3つのコーディネートを参考に、気持ちよく夏を乗り切りましょう!
ワンピース派・スカート派・パンツ派 3コーデ別「夏の服選び」ここがポイント!
ワンピースコーデ
着心地がラクな軽い素材のワンピを
肌に触れる部分が少なく、上半身も下半身も涼しいワンピース。生地は、風合いがおしゃれな麻や、汗を吸いやすいコットンがおすすめ。軽い生地のほうが着心地がよく、涼しく感じます。
乾きやすい素材で汗ジミを予防
麻は、濡れても乾きやすいのが特徴。汗をかいてもすぐ乾くので、汗ジミが気になりません。発汗が気になる人は、脇の部分にゆとりのあるワンピースを。
紫外線、冷房対策
薄手のストールで日ざしと寒さをカット
素肌を紫外線から守るには薄手のストールが一枚あると安心。肩からかけて首や腕を覆い、日ざしをカットしましょう。冷房が体に当たって冷えるときも、同じようにはおって寒さ対策を。
暑さ、冷房対策
スポーツサンダル+靴下持参で足元を快適に
靴は、つま先やかかとがオープンになったスポーツサンダルで涼しげに。室内で意外とひんやりするのが足元。薄手の靴下を持ち歩き、寒いときは履いて足首やつま先を守りましょう。
ワンピース¥29,700(REAC/SUPER VOICE☎03-5474-8286)、ストール¥19,800(INTERMODE KAWABE☎03-3352-7956)、サンダル¥12,900(RANDA☎03-3406-3191)、靴下¥1,650(PRISTINE☎03-3226-7789)
スカートコーデ
暑さ、紫外線
着心地のよいTシャツで二の腕は出さずにカバー
女性らしいスカートコーデには、カジュアルなオーバーTシャツを。ゆとりのあるサイズ感は涼しいうえに上半身の着やせ効果も狙えます。肩や二の腕を出さずに、紫外線もガード。
暑さ
風が入って涼しいギャザースカートがおすすめ
暑さ対策には、裾から風が入るギャザースカートを。歩くたびにふんわりと空間ができ、体感温度が下がります。レーヨンコットンなど、触ってサラっとしている素材を選ぶのもポイント。
冷房対策
おなかが冷える人は薄手の腹巻を
冷房が効いた室内だとおなかや腰まわりがスースーするという場合は、腹巻で冷え防止を。薄手でフィット感のある素材を選べば、ウエストがもたつかずスッキリ。
汗
ペチコートを履くと汗の不快感が軽減
座ったときに太ももの汗が気になる人は、ペチコートを着用しましょう。汗を吸ってくれるので、履いているほうが快適。風でスカートがめくれそうになったときも、一枚履いていれば安心です。
暑さ
ストラップサンダルで足元の体感温度を下げる
ギャザースカートに似合うのは華奢なストラップサンダル。パンプスより熱がこもりにくいサンダルで足元をオープンにして、体感温度を下げましょう。歩きやすいペタンコサンダルでもOK。
Tシャツ¥8,640、スカート¥13,200(共にREAC/SUPER VOICE)、サンダル¥9,900(RANDA)、腹巻¥2,200(PRISTINE)
パンツコーデ
暑さ
薄手の軽やかパンツで涼しくスタイルアップ
動きやすくて出番の多いパンツコーデ。ピタッと密着するスリムパンツは、暑い日には不向き。風が通り抜けやすいワイドパンツのほうが快適に動けます。丈は足首を見せてスタイルアップ。
暑さ
体型カバーもばっちり!風通しのよいチュニック
トップスは、ふんわりと涼しげに着られるチュニックを。しめつけが少なく、熱もこもりにくいのでストレスフリー。ぽっこりお腹もカバーできます。白×白のコーデで夏らしさ満点。
暑さ、冷房対策
日ざしと寒さ対策に差し色カーディガンを
日焼けしやすい首元は、カーディガンを巻いて紫外線をカット。冷房が寒いときも「巻く・着る・はおる」ができるカーディガンを活用。明るい色を選んで、コーディネートに差し色を。
POINT
真ん中をずらしておしゃれに!
カーディガンは、留めたボタンが見えるように肩にかけ、真ん中を左右どちらかの肩の方向にずらすと、こなれ感がアップ。
暑さ
足がラクで通気性もGood メッシュスニーカー
パンツスタイルには歩きやすいスニーカーがおすすめ。中でも通気性のよいメッシュスニーカーは、足が蒸れにくく暑い日でも爽快。メッシュ部分から素足が透けると夏らしい印象に。
ブラウス¥18,700、パンツ¥16,500、
カーディガン¥16,500(共にREAC/SUPER VOICE)、スニーカー¥11,990(RANDA)