シェフ・脇屋友詞のお取り寄せスペシャリテ ~牛ヒレ・車海老編~
おうちでの食事が増えている中、少しでもおうちごはんが楽しく美味しくなればという思いで、有名店のあのシェフが立ち上がりました!
シェフ自らがとっておきのお取り寄せ食材をセレクト。それをもとにした簡単アレンジ料理をご紹介します!
第1回は、料理の鉄人でもおなじみの脇屋シェフ。これからの季節におすすめの中国料理の数々を指南していただきました。
ちょっとしたコツでいつものごはんもバージョンアップします! 今日からおうちレストランを楽しみませんか?
撮影/田中 慶 構成・文/八代恵美子(atrio)
脇屋友詞さん
わきや・ゆうじ●トゥーランドット 臥龍居をはじめ、3店舗の中国料理レストランを経営するオーナーシェフ。NHK『きょうの料理』をはじめ、多数のメディアで活躍。旬の食材をふんだんに使った体にやさしい料理が人気。
材料(2人分)
牛ヒレ肉…150g
牛脂(牛ヒレ肉から切り出す)…30g
ご飯…250g
溶き卵…1個分
【A】
ほうれん草…30g
サラダ油…50ml
塩、コショウ、しょうゆ…各少々
★つくり方
ほうれん草ソースをつくる。【A】をミキサーに入れて攪拌する。
フライパンに牛脂を入れて焼き、取り出して粗熱がとれたら刻んでおく。牛ヒレ肉に塩を振り、焼いて取り出す。
2のフライパンに油(分量外)を入れ、溶き卵を入れて軽く炒め、ご飯を入れてほぐし、塩、コショウ、しょうゆで味を調える。
3に1を加えて、炒め合わせる。
2の肉を戻し、大きく炒め合わせて仕上げる。
炒めた牛脂もうま味のもと。肉は焼く前に必ず室温に戻し、焼きすぎに注意すること。直前に塩、コショウを振ってから強火で焼き、肉の表面が赤くなくなったら取り出すことで軟らかく仕上がる。
仕上げに、ほうれん草ソースを加えて炒め合わせることで一気に見栄えもよくなり、肉のうま味をまとったご飯にもしっかり絡む。
材料(2人分)
車海老…8本
食パン(8枚切りを縦4つに切る)…1枚
焼きのり(縦4つに切る)…1枚
【A】
卵白…少々
塩、コショウ…各少々
片栗粉…少々
★つくり方
海老4本の殻をむき、頭と尾を取り、【A】とともにフードプロセッサーに入れて攪拌する。残り4本の海老は腹部の部分の殻をむく。
パンの表面に片栗粉(分量外)をまぶし、1のすり身を塗る。
2に1の殻をむいた海老をのせてのりで巻き、海老とパンを固定する。
鍋に油(分量外)を入れて、中火で180℃まで熱し、3を海老のほうから入れて、パンがきつね色になるまで揚げて、皿に盛る。
海老のすり身をパンに塗るときはあらかじめパンに片栗粉をまぶしておく事を忘れずに! 海老のすり身がしっかりとくっつき、はがれるのを防いでくれる。
すり身をのせた上にさらに殻をむいた海老を姿ごと置いて、のりで巻く。最後にのりを留めるときは海老のすり身を少しつけて貼る。
トゥーランドット 臥龍居
住所/東京都港区赤坂6-16-10 Y’s CROSS ROAD 1、2階