マスク時代突入!で気になる額や眉間のシワにボトックス注射は有効?
最近では「咳エチケット」のために、外出時はマスクを着用するのが当たり前になりつつありますね。
口元は、喋らなくても笑っているか、怒っているか、その人の雰囲気を伝えてくれていました。
でも今や表情豊かな口元はマスクで覆われています。
マスクで口元が隠れてしまうことで相手の感情を読み取ろうと、マスクから出ているパーツに視線が集中してしまうことに。
眉間に刻まれたシワは「不機嫌なのかな?」と相手にマイナスイメージを与えてしまう原因にもなりかねません。
今までよりももっと、目元、額や眉間の様子がその人のイメージを左右する時代に入った、というわけです。
額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目元の笑いジワ、マスクから出ている部分には年齢によるシワの悩みが尽きませんよね。
では、今あるシワを目立たなくする方法は、隠す以外にないのでしょうか?
美容外科でカウンセラーをしていた経験をもとに、今回は眉間や額のボトックス注射について詳しくご紹介していきます。
ボトックス注射とは?
アンチエイジング目的で使われるボトックス注射とは、簡単に言うと筋肉の動きを弱める注射です。
ボトックス注射はボツリヌス毒素から毒性を抜いた安全性の高い成分で、美容目的だけでなく医療の現場で「緊張性頭痛」や「肩こり」、「多汗症」の治療など幅広い分野で活用されています。
一般的なシワ治療でよく聞かれる「ヒアルロン酸」は、固定されてしまったシワの凹みに注入してシワを目立たなくさせる方法ですが、ボトックスは顔の表情を作るときに一時的に深く刻まれるシワなどに効果を発揮します。
小さい文字や遠くを見るときに目に力を入れることで眉間に縦ジワができる人、斜め後ろを振り返って見るときに額に大きく横ジワができる人などにもおすすめです。
一時的にできるシワをそのままにしておくことで、皮膚表面にシワが刻まれて固定ジワになります。
固定ジワになるとボトックス注射だけでは改善されず、ヒアルロン酸との併用などを提案されることも。
足したり引いたりするのではなく、自分の筋肉の動きをコントロールしてシワを目立たなくする、というアンチエイジングの方法です。
デメリットは無いの?
動き過ぎる表情筋の動きを少し弱めてあげるだけで、禁忌の場合以外には副作用などはありません。
ただし、美容外科勤務時代に、「目尻に注入をしてシワは目立たなくなったけれど笑い方が不自然になってしまった」という声や、「額に注入したボトックスの効果でシワはきれいになったけれど、額の動きが制限され、上瞼を上げにくくなった」という声も聞きました。
「表情筋の動きを弱める」ということは今まで自由に作っていた表情が、少しセーブされてしまうということ。
シワの改善以上に、動かしにくい額や目元が不自由に感じられる人にとってはボトックス注射の効果が逆にデメリットになりかねません。
効果の出方には個人差があるので、自分の希望の仕上がりをしっかり医師に伝えることが重要です。
どこでできるの?
注射は医療行為のため、医師が常駐する美容クリニックでカウンセリングを受けてから処置を行います。
美容クリニックには行きにくい…というプラチナエイジも安心して通えるような、病院関係者以外の誰とも顔を合わせずに来院から処置までできるクリニックもたくさんあります。
何よりもまず、納得が行くまで何度でも無料カウンセリングができるクリニックを選ぶのが一番。
行ったその日に勢いで処置をするのではなく、自分が選ぶ立場であることを忘れずに、いくつかクリニックを比較するのがおすすめです。
実際にその医師が処置を行った、ビフォアアフターの症例写真をたくさん確認できるとより安心感がありますね。
料金や持続期間は?
【料金】
美容目的の医療行為は基本保険診療外のため、クリニックが価格を自由に決められる「自由診療」となっています。
なのでクリニックによって同じ処置でも料金はまちまち。
また、注入する範囲や量、回数によっても料金は変わってきます。
無料カウンセリングなどで気になる箇所の見積もりを出してもらい、いくつかのクリニックを比較するとわかりやすいですよ。
低価格のクリニックは10,000円前後でボトックス処置ができるところもあるので、お試し感覚で行くには良さそうですね。
【持続期間】
持続期間は個人差やボトックスの濃度、量、シワの程度で違いますが、半年程度で効果は完全に無くなります。
ずっと体内に残らないというのも、気軽に処置を行えるポイントですね。
長く効果を感じたい、最初は少量で試したい、という人には無料追加処置があるクリニックや、効果の出方を見ながら何回かに分けて処置ができるプランなどがおすすめです。
まとめ(最後に)
マスクから出ている表情をより魅力的に輝かせるために、ひとつの方法としてボトックス注射を提案しました。
美容整形には興味が無いけれど、動き過ぎてしまう筋肉を少し緩めてあげるだけで、気になるシワが目立たなくなれば素敵ですよね。
シワを無かったことにするのではなく、これ以上進行しないようにコントロールするため、医療の力を借りるのは決して不自然なことではありません。
プラチナエイジはもっと自由に、ナチュラルに、自分なりの美を追求しましょう!