今こそキチンと学びたいシニアのためのお金のはなし
「老後のお金が不安…」という方、必見!気になるお金の疑問を家計再生コンサルタントの横山光昭さんが解説します。
まずは家計の現状を
把握して分類する
支出は大きく分けて「消費・浪費・投資」の3つに分類できます。「まずは自分が何に、いくら使っているかを見える化することで、どの部分を減らせばいいのかがわかり、節約も効率よくできますよ」と話す横山さん。
上の円グラフは、横山さんが指導を行ってきた世帯の家計をもとに出した支出の黄金比率です。現役で働いている世代と定年世代では、比率が変化するため、ご自分の家計の割合をチェックしてみましょう。
節約は頑張り過ぎない!
継続のためには息抜きを
支出の分類のうち、特に減らすべきはやはり「浪費」。しかし、横山さんは浪費をゼロにすることは危険だと話します。
「節約をやり過ぎると、ストレスになり、反動で衝動買いをしてしまうことがあります。浪費は節約の息抜きとして多少は必要。モチベーションを下げず支出の黄金比率を維持し続けることが大切です」。
節約で重要なのは継続。赤字や黒字に一喜一憂せず、少しずつ家計を見直していきましょう。
※夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均実収入209,198円、平均消費支出235,477円、平均非消費支出28,240円から算出。/参照:総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)平成29年(2017年)