使いやすくてお手入れもしやすい おすすめポータブルトイレ
「トイレに行くのが大変」「トイレに間に合わない」というお悩みを抱える方に向け、
今回はポータブルトイレを選ぶポイントをご紹介していきます。
撮影/松本 健 イラスト/後藤知江
医師やケアマネジャー、家族と連携することが重要
ポータブルトイレは、サイズや重量の他、ひじ掛けや便座のタイプ、排せつ物の処理方法など、個別性が高いため、検討する内容が多くなる特徴があります。そのため、ロングライフでは、導入にあたって医師やケアマネジャーとも密に連携しています。
「現在の疾患や病状はもちろん、今後の健康状態を想定することも大事。人によってはADL(※日常生活動作)が向上する方もいるので、長期的な視点が必要です」と田中さんは話します。
また、排せつに悩む人の中には、自室にこもりがちになってしまう人もいるそう。「ポータブルトイレにすることで不安が消え、明るさを取り戻した方もいます。ロングライフではご利用者さまのご希望だけでなく、専門家を交えさまざまな観点からアドバイスをさせていただきます」。
※日常生活動作(ADL): 日常生活を送るために必要な基本動作のことで、「起き上がり・立ち上がり・寝返り・食事・移乗移動・着脱衣・排せつ・入浴・整容(洗顔やひげ剃り)」などの動作を指します。
【Check!】ご利用者さまに合ったポータブルトイレを選ぶため
把握しておきたい4つのこと
ポータブルトイレを導入する上でご利用者さまにヒアリングしておきたい項目をご紹介します。
ご利用者さまの身体機能
ポータブルトイレは、排せつ前後の動作を補助するパーツや機能が選択できるタイプがあります。そのため、ご利用者さまの疾患の状態や、体の可動域、筋力などを把握しておくことが重要です。座り姿勢を維持できるかどうかなど、事前に実際の動作を確認しておきましょう。
使用する目的
何のためにポータブルトイレを使いたいかによって、選択するタイプが変わります。夜間だけ使いたいという方には、軽く移動しやすいプラスティック(樹脂製)が使いやすい場合があります。逆に、一人での歩行が難しく、常に部屋の中にトイレを置きたい方には、比較的重さのある家具調タイプが向いている場合があります。
設置する場所
部屋に設置することが多いポータブルトイレですが、部屋のどこに置くかによって、トイレに行くまでの動きや移乗の仕方が変わるため、ひじ掛けのタイプなどを検討する必要があります。また、ポータブルトイレを隠したい場合、部屋になじむような家具調のデザインを希望する方もいます。
お手入れの方法
ポータブルトイレは汚物処理や掃除が必要となります。誰がするのか、どのくらいの頻度で行うのかも事前に確認しておきましょう。メーカーによって、水洗いがしやすい形状のバケツや、分解しやすい構造を採用しているタイプがあります。また、こまめに処理ができない環境の方には、ニオイ防止や処理の負担軽減のため、自動で汚物の処理袋を密閉してくれるラップ機能が付いているタイプもおすすめです。
より詳しい情報はロングライフホームページをご覧ください。https://www.longlife.co.jp/
ご利用者さまとご家族のトイレのお悩みに応える!
ロングライフがおすすめするポータブルトイレ6選
ロングライフで取り扱いのあるポータブルトイレのうち、おすすめの製品6種類をご紹介。ご利用者さまの身体機能や家庭環境に合ったタイプを探してみましょう。