【小鍋レシピ】今年のお鍋は味変もできる「小鍋」スタイルで楽しもう!
【小鍋レシピ】今年のお鍋は味変もできる「小鍋」スタイルで楽しもう!
お鍋といえばアツアツをみんなで囲むのが醍醐味ですが、
この冬のおすすめはひとり1鍋の「小鍋」スタイル!
感染症対策にもなる上、手元で好きな味にアレンジできるので楽しさも加わります。
和・洋・中3種類のオリジナルレシピをご紹介!
寒くなると恋しくなるのがあったか〜い鍋料理。作るのが簡単なうえにヘルシーだから、
食卓にのぼる頻度もアップしますよね。
毎年いろんな鍋が新登場しますが、今年の注目は「小鍋」。
大きな鍋から取り分けるのではなく、一人一人に小さい鍋を用意する〝新しい鍋スタイル〟。
感染症対策をはかりながら、みんなで食卓を囲めます。
さらに小鍋には、鍋ごとに好みの味にアレンジできるというメリットも。
ベースの小鍋にスパイスや調味料をちょい足しすれば、味変で2度、3度おいしくいただけるのも魅力!
今回は、そんな小鍋のレシピを3種類ご紹介。それぞれにぴったりの味変アイテムもあわせてご提案します。
小鍋レシピ①|香りブリしゃぶ
脂ののった旬のブリを、青じそ、みょうが、みょうが、菊の花といった
たっぷりの薬味と一緒にいただく香味しゃぶしゃぶです。
出汁にくぐらせたブリは、身がキュッと引き締まり、旨味も閉じ込められるので、おいしさがアップ。
お刺身用のものを使うので食べ応えもあります。
材料
▼スープ
・和風出汁 300ml
▼具材
・ブリ(刺身用) 100g
・水菜 50g
・大根 50g
・木綿豆腐 100g
▼薬味
・しょうが 1片
・みょうが 1個
・青じそ 適量
・食用菊 適量
▼つけだれ
・ポン酢 適量
作り方
①水菜は長さ5cmに切り、大根はピーラーで薄くスライスしてリボン状に、木綿豆腐は2等分にする。
②しょうがとみょうがはせん切りにし、それぞれさっと水にさらし水気をとる。大葉は軸を切り落とす。食用菊は花びらをほぐす。
③鍋に和風出汁を入れ加熱する。
④沸騰したら、具材とブリをくぐらせる。ブリは表面が白くなってきたら鍋から引き上げ、好みの薬味を巻いてポン酢をつけていただく。
おすすめ!味変アイテム
あおさのりとごま油
鍋にあおさのり(乾燥・5g)とごま油(小さじ2)、薬味のしょうがを加えると、磯の香り豊かなスープに変身!
あおさのほんのり塩味がブリの旨味を引き立てます。
小鍋レシピ②|ホタテ入りワンタンの豆乳鍋
ホタテ貝柱缶をまるごと使った豆乳鍋。
ホタテの身は皮に包んでワンタンに、汁はスープに加えて旨味を生かします。
豆乳との相性も抜群で、まろやかでやさしい味わいに仕上がります。
レシピでは青菜にサラダほうれん草を使っていますが、手に入らない場合は青梗菜や小松菜でもOK。
通常のほうれん草を使う場合は茹でてからお鍋に加えるのがおすすめ。
材料
▼スープ
・豆乳(無調整) 150ml
・水 150ml
・ホタテ缶の汁 50ml
・鶏がらスープの素 小さじ1
・みりん 小さじ1
・塩 小さじ1/4
▼具材
・サラダほうれん草 50g
・えのき 1/2袋
・しいたけ 2枚
・ベーコン 50g
▼ワンタン
・ホタテ缶の貝柱 1缶分(7個)
・鶏ももひき肉 50g
・玉ねぎ 10g
・塩 少々
・黒こしょう 少々
・ワンタンの皮 7枚
作り方
①サラダほうれん草は5cm長さに、えのきは石づきを切り落とし半分の長さに、しいたけは軸の固い部分を切り落とす。ベーコンは5cm幅に切る。
② ワンタンのたねを作る。玉ねぎはみじん切りにしボウルに入れ、鶏ももひき肉、塩、黒こしょうを加えて混ぜ合わせる。
③ワンタンの皮に②のたねとホタテ缶の貝柱をのせる。ワンタンの皮のふちを水で濡らして4つ角を中心で合わせるようにして4辺をくっつけて包む。
④ 鍋にスープの材料を入れて中火にかけて、沸騰直前になったら③を入れて1分程加熱し火を通す。具材を加えて蓋をして2分程度加熱する。
おすすめ!味変アイテム
ごま入りピリ辛だれ
コチュジャン、白すりごま、水(それぞれ小さじ1)とラー油(小さじ1/4)を
ボウルに入れて混ぜ合わせたものをプラスすると、担々麺風のテイストに早変わり!
シメは中華麺がおすすめです。
小鍋レシピ③|ピェンロー鍋
舞台芸術家の妹尾河童さんがエッセイで紹介したのがきっかけで、日本でも話題になったピェンロー鍋。
干ししいたけの旨味がきいた、滋味深い中国の鍋料理です。
ごま油をたっぷりと効かせるのがポイント。こってりかと思いきや、意外やあっさり、スルスルいただけます。
薄味に仕上げているので、塩、ごま油、七味唐辛子をお好みで足しながら食べるのがおすすめです。
材料(1人分)
▼スープ
・干ししいたけ 3個
・昆布 1枚(10cm×10cm)
・水 400ml
・酒 大さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ1
▼具材
・白菜 150g
・春雨(乾燥) 30g
・にんじん 20g
・豚バラ肉(薄切り) 100g
・鶏もも肉 100g
・ごま油 大さじ3
▼調味料
・塩 適量
・ごま油 適量
・七味唐辛子 適量
作り方
①ボウルに干ししいたけ、昆布、水を入れてひと晩おく。濾したら、300mlになるように水(分量外)をたす。
②白菜は2cm幅に切り、芯と葉を分ける。にんじんは薄切りにして花型で抜く。ボウルに春雨を入れて熱湯(分量外)を注いでもどす。
干ししいたけは軸を切り落とし、かさを半分の大きさに切る。軸は固い部分を切り落とす。
③豚バラ肉は5cm幅に切る。鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、塩少々(分量外)をふりもみ込む。
④鍋にごま油大さじ1を入れて加熱し、干ししいたけのかさと軸、白菜の芯、豚バラ肉を入れて炒める。豚バラ肉に火が通ったら、①、酒、鶏がらスープの素、ごま油大さじ2、にんじんを加えて蓋をして10分程加熱する。
⑤ 鶏もも肉。白菜の葉を加えて3分程加熱したら、春雨を加えて2分程加熱する。食べるときに、お好みの調味料で味を整える。
おすすめ!味変アイテム
レモンと黒こしょう
くし形に切ったレモン(適量)を絞って入れると、味がグッとひきしまり、さわやかなアジアンテイストに。
お好みで黒こしょうをプラスすると、さらに風味が増します。
レシピ・コーディネート/いのうえ陽子
撮影/木村文平
取材・文/糸井千晶