体のコリが和らぐ「究極ストレッチ」〜ひざ関節編〜
立った状態でひざを横から見たときに、すっと真っすぐ伸びていますか?
ひざは年齢とともに真っすぐに伸ばすのが難しくなり、痛みも生じやすくなります。
痛みを感じる前に、ひざ関節のメンテナンスを習慣にしましょう。
イラスト/木波本陽子 取材・文/入江由記
ひざの痛みは老化のもと
ストレッチで真っすぐをキープ
「ひざ関節はねじれやすく、年齢とともに真っすぐに伸ばすのが難しくなります。その状態のままにしておくと、ひざ関節の一部分だけに負担がかかり、軟骨がすり減り、痛みが出るようになります」と、医師の中村格子先生。
「ひざの痛みは体のあちこちに連鎖し、体を動かすのが面倒になる原因になるため、全身の老化も加速させます」
老化予防やひざ痛対策のためにも、ひざ関節をしっかりストレッチして、キレイに伸びた美脚を目指しましょう。
中村格子先生
整形外科医・医学博士・スポーツドクター。Dr. KAKUKO スポーツクリニック院長。著書に『体のコリがすべて消える 究極のストレッチ』(日経BP刊 ¥1,430)他多数。
1日3分でOK!
ひざの痛みを予防して美脚に導く「ひざ関節ストレッチ」
座り姿勢が長い人もひざのねじれに要注意。座った状態ではひざを支える太ももの前の筋肉が伸びきって
まったく働いていません。筋力の衰えを防ぐためにも、ひざ関節ストレッチを習慣に。
❶ ひざ裏の腓腹筋(ひふくきん)を伸ばすストレッチ
周囲の筋肉と絡み合い硬くなりやすい
ひざ裏の腓腹筋を、しっかり伸ばしていきます。
❷ もも裏を伸ばすストレッチ
もも裏からひざ裏の筋肉「ハムストリングス」をほぐして、ひざを真っすぐ伸ばしやすくします。
痛みを感じたときは無理をせず、中止してください。
❸ ひざから足先までの筋肉に正しい動きを教え込むストレッチ
真っすぐに伸びたひざをつくるために不可欠なひざから足先までの筋肉。
これらの筋肉の正しい使い方を練習するストレッチ。骨盤を立てて行うのがポイントです。