福祉用具レンタル・販売を行う(株)ロングライフに密着ー本社編ー
企業理念に“共存共栄”を掲げている株式会社ロングライフ。
地元に密着し貢献していく姿勢を貫き、あなたにとっての“地域一番”を目指しています。
撮影/松本 健 構成・文/峯島由衣
水戸を拠点に、茨城県全域で事業を行う株式会社ロングライフ。
今回は本社の営業として活躍している織田貴之さんに、ロングライフの役割と、本社で働く意義について伺いました。
「弊社は、本社と営業所との垣根はあまりないと思います。それは、どこで働こうがどんな職種だろうが、利用者さまの健康と快適な生活をサポートする概念に変わりはないからです。本社で得た情報は営業所にも共有しますし、他の社員のやり方を自分に取り入れることもよしという考えでいます。
それに弊社では、福祉用具メーカーを招いての定期的な勉強会も積極的に行っています。社員一人一人の知識が増えれば、会社としての価値も上がると私は思います」
ロングライフの理念は、地域との〝共存共栄〟。
多数ある事業を、実際に地域にどう生かしているのかも気になるところ。
「県内には6つの営業所があるので、各地域で独自にある制度を生かしたサービスを提案しているのは、地域密着企業ならではだと思っています。会社の都合で〝こうしたいから〟というサービスはただの独りよがりで、地元の利用者さまには何の意味もありませんから。
また、福祉用具の提案のみならず、住環境全体をプロデュースするような複合型の提案をできるのも、福祉用具事業に全力投球している弊社の強み。車いすの依頼を受けたら、自宅のスロープ設置や床材の変更も考えなければならないので、窓口が一つであることは利用者さまやご家族にとっても都合がいいですよね。この長寿時代、生活する人すべての体と心に寄り添うことが大切だと思っています」
ロングライフのロゴの由来がハートフル!
よく見ると、トラの足元に小さなカメが。これは“強き者が弱き者を守る姿”の象徴で、ロングライフの信念を具現化したロゴだそう。
介護に携わったことがない人にはいまひとつピンとこないですよね。
将来、自分の生活を支えてくれることになるかもしれない福祉用具には、身近なものも実はたくさんあるのです。
少しの力で押せる車いす
Lohas Travel(ロハストラベル)
介助者が指1本でも押せるほどスムーズに動かすことができる電動アシスト車いす。上り坂や凹凸のある道もラクに進める。折り畳みも可能。
※レンタル品
外階段に簡単に設置可能
歩行サポート手すり スムーディ(ステップタイプ)
体重をかけてもたわまない安定感のある設計。手すりの角は丸みを帯びていてつかみやすく、洋服の袖口もひっかかりにくい。工事の手間もなし。
※レンタル品
高機能なエアマットレス
オスカー(ハイブリッドタイプ)
床ずれ防止のための自動体位変換機能付きマットレス。他にも、体圧分散性能、除圧性能、ずれ力対策、ムレ・冷え対策、寝ごこちや座位安定性を装備。
※レンタル品
快適な着心地の部屋着
カチオン杢 リラックススーツ
特殊な技術で編み上げたニット素材で、柔らかい着ごこち。洗濯や乾燥を繰り返しても、長い間その風合いをキープ。吸水・速乾にすぐれた生地で、体を動かしているときも寝ているときも快適に過ごせる。
※販売品
後処理簡単! ポータブルトイレ
家具調トイレ セレクトR 自動ラップ(はねあげ)
ワンタッチ操作で排泄物を自動でラップ処理。バケツを洗う手間が省ける。防臭効果のあるフィルムでしっかり密封するので、部屋に広がるニオイの心配もなし。
※販売品、消耗品は別途購入
本社 物流部(フィッティング・配送)綱川 潔さん
今ではベテランの域にいる綱川さんですが、新人の頃の思いや葛藤を糧にすることもあるそう。
「人を相手にする仕事ということもあり、当時はあれもしたほうがいいのでは、こうしたほうが喜ばれるのではと、利用者さまよりも前のめりだったかもしれません。さすがに、仕事を続けていくうちに何が最善かわかってきたので、それを体現するために必要な知識習得やスキルアップにつながる学びは続けています」
左:利用者さまの要望と体の状態から数点厳選。「数あるストックは随時把握するようにしています」
右:地域と共存共栄することを掲げている企業として、迅速なサービス対応・納品はマスト。
本社 営業部(住宅改修)二級建築士 前島清二さん
前島さんの印象を一言でいうと、ユーモラス。ノリがよく、建築士が集まる部署の雰囲気も温かい。
「弊社に依頼のある住宅改修は、一般的な生活が困難な方が少しでも快適に暮らすために行うもの。利用者さまからの依頼は、当初と180度異なる内容に変更されることもありますが、弊社の建築士は福祉用具専門相談員でもあります。利用者さまに寄り添う気持ちが大きく、よりよい方向に対応するようにしています」
左:パソコンでは住環境の細部まで測定し、設計。「集中しているとあっという間に時間がたちます。
右:リフォームは、介護保険対象工事はもちろん、それ以外の一般工事の依頼を受けることも。
本社 事務部 上杉亜沙美さん
本社を訪問すると、事務の方々が礼儀正しい挨拶で出迎えてくれます。上杉さんもその一人。
「ご来社いただく方々に気持ちよく過ごしていただけるよう、できる範囲でのおもてなしです。
弊社の事務は、利用者さまやそのご家族と電話でのサポートも行います。表情が見えない中でのやりとりに最初は戸惑うことも。今は声のトーンや話すスピードなどに配慮しながら、通話を楽しめるようになりました」
左:利用者さまのご様子伺いをするモニタリングは電話で行うことも。顔が見えないからこそ丁寧に。
右:事務作業は、正確さと迅速さが肝心。「社内の動きを円滑にするためにも常に意識しています」
本社 物流部(メンテナンス) 粉川 学さん
一見強面な印象だけれど、ソフトな語り口と時折見せる笑顔に優しさが滲み出ている粉川さん。
「メンテナンス室の人は利用者さまと接する機会はほとんどありません。ですから、私たちの思いは安全に使える福祉用具に込めています。たとえレンタル品であっても、利用者さまにとっては大切な〝相棒〟ですから。親しみのある福祉用具を長く大切に使い続けていただけるよう、日々、整備・消毒に力を注いでいます」
左:メンテナンス室は本社のみの部署。「信用にも関わるので、安心・安全を常に心掛けています」
右:レンタル回収後の福祉用具は2段階消毒を徹底。シルバーマークにも認定されている。
株式会社 ロングライフ
住所:茨城県水戸市谷津町細田1番8
電話番号:029-257-2345
営業所:那珂営業所、土浦営業所、結城営業所、五霞営業所・ぷらむ五霞、八丈博文館、ぷらむ水戸、筑西営業所
より詳しい情報はロングライフホームページをご覧ください。
https://www.longlife.co.jp/