Vol.6「骨格に合わせてスタイルアップ」美容家・中島あずささん
撮影/楠 聖子 取材・文/新里陽子
イラスト/maiko 監修/二神弓子
ジェロントロジスト美麗学アドバイザー
中島あずささん
なかじま・あずさ●原宿のヘアサロン「Plus Lounge」にて、スタイリスト歴20年。毛髪診断士、トータルビューティーアドバイザー、南カルフォルニア大学ジェロントロジー学美齢学指導員。「美齢学」を「美麗学」として発信中。監修の美容サイトhttps://www.mion.site/
Plus Lounge ☎︎03-3401-5155
服選びに迷いがなくなり気分もアップします
ある方から「似合う服が毎年わからなくなってしまって…」という話を伺いました。
新しい洋服を買いにお店に行ったものの、迷ってしまい、結局一着も買えなかったそうです。本来、洋服選びはとても楽しいもの。
季節感にフィットするか、すでに持っている服か、流行りの色やデザインかなど、選ぶ基準はさまざまあると思いますが、ぜひ取り入れていただきたいのが自分の骨格に合うスタイルを探る「骨格診断」。
体のパーツを分析し、服が似合っているかを見るだけでなく、ヘアスタイルなどにも応用できると今、注目を集めています。私もとても参考にしており、役立ています。このページに骨格診断のセルフチェック項目(骨格診断アナリストHPより引用)がありますので、この機会に自分は何タイプか知るのもおすすめです。
ファッションやヘアスタイルは、自分自身を表現する方法の一つでもあります。それならなおさら自分に似合っているほうが、気分は上がりますよね。
もちろん好みで選ぶのもいいですが、骨格診断という客観的な観点で選ぶことで、より自信をもっておしゃれを楽しめると思います。
似合うファッション・ヘアスタイルなら自信がもてる
ファッション・ヘアスタイル
⬇︎
似合うスタイルをまといたい
⬇︎
★骨格診断で選ぶ
☆探す基準があり安心
☆似合うスタイルと出合える
⬇︎
おしゃれが楽しくなる
⬇︎
ハッピーホルモンにつながる
美麗学とは
一般財団法人 美齢学 ジェロントロジーセンターでは歳を重ねることを受け入れたうえで、「いかに心身ともに美しく、豊かに歳を重ねることができるか」をコンセプトにしています。この「美齢学」の考え方をベースに、美容家の中島あずささんが、よりハッピーに美しく、楽しく生きるヒントを提案しているのが「美麗学」です。身近で簡単なアクションで、ハッピーホルモンを出してハツラツと生きる考え方を提案しています。
持って生まれた体のラインや質感から、
自分自身の体形やスタイルを美しく見せることができるのが「骨格診断」です。
※一般社団法人ICBI骨格診断アナリスト協会HPより引用
【A】が一番多かった人の骨格は「ストレートタイプ」
体全体に立体感があり、ほどよく筋肉も感じさせるメリハリのあるボディの持ち主です。体形的に上重心のバランスなので、シンプルなデザインを選びましょう。上質な素材を選ぶことで、過度な装飾をしなくても品よく見せてくれます。
似合うトップスは
首まわりをスッキリ見せる、胸元が縦に開いたものがベスト。アイテムは、Vネックのカットソーやニット、ワイシャツ、ジャケットなど。
【B】が一番多かった人の骨格は「ウェーブタイプ」
体は薄く、華奢。ゴツゴツしておらず、曲線的なボディが特徴で、どちらかというと下重心。体のラインを生かし、身に着けるものも薄手でソフトな質感のものがおすすめ。上半身が寂しい印象にならないよう、アクセサリーやヘアスタイルなどで、華やかさをプラスしましょう。
似合うトップスは
上半身が寂しくならない、フリルなどの飾りがついた、華やかでボリュームのあるものが◎。アイテムは、ブラウス、カーディガン、オフショルダーなど。
【C】が一番多かった人の骨格は「ナチュラルタイプ」
筋肉や脂肪があまり感じられない、スタイリッシュな体形。関節が目立ちやすいのも特徴です。骨組みがしっかりしているので和装より洋装向き。麻や洗いざらしなどの風合いのある素材で、ゆったりと着られるラフなデザインを選びましょう。
似合うトップスは
首元が大きく開いていない、ゆったりデザインやサイズのもの。アイテムは、ロングカーディガン、ビッグトレーナー、タートルニットなど。
骨格診断のタイプによって、髪形もタイプ別にベストなスタイルがあります。
中島さんがヘアデザイナー目線で提案してくれました。
髪の印象を決める比率 = 形(骨格診断)5 : 色3:質感2
首まわりをスッキリさせ、デコルテを見せた髪形がおすすめ。ロングヘアなら、ポニーテールや夜会巻きなど、シンプルなアップスタイルも良いでしょう。ブローやスタイリング剤で、サラツヤ髪をキープしてみてください。
ナチュラルな質感や風に吹かれても気にならないようなラフさがポイント。ハイライトを入れたり軽くレイヤーを入れたりすると、毛先に自然な動きが出ます。質感は、ドライワックスなどで軽さを出してください。
骨格診断はあくまで目安です。意識し過ぎてしまうと、自分のタイプ以外のものを身に着けることができなくなり、心からおしゃれを楽しめなくなることも。「自分の好き」は大切にしつつ、ファッションもヘアも楽しむことが美麗学の考え方です。