今年も美味しく実った! 夏のフルーツパラダイス
撮影/志波慎寿介 文/池田 史・八代恵美子
構成・レシピ/八代恵美子(atrio)
彩り豊かなフルーツが続々と最盛期を迎える“夏”。
水分量が多く、栄養価の高いフルーツも多く、暑さで水分やミネラルが足りなくなった体にはもってこい!
もちろん、そのまま食べても美味しいですが、ちょっとアレンジするだけで、見た目も楽しめるフルーツに早変わり♪
フルーツパラダイスを存分に楽しみましょう!
フルーツをさらに美味しく食べるポイントは切り方にあり!
メロン
マスクメロンは皮付きのまま、くし形にカットするのがおすすめ。
スプーンですくって食べるよりも実が崩れず、果肉と果汁を余すところなく味わうことができます。
【切り方】
- つるの部分を根元から切り落とし、縦半分にカットする。
- 種を取る。スプーンでつる側からかき出すときれいに取れる。(a)
- 5等分にくし形切りしたら、メロンをまな板に押し付けるようにして皮と果肉の間にナイフを入れる。カーブに沿ってナイフを滑らすようにして切り離す。(b)
【アレンジ】
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- くし形切りにしたメロンを斜め半分にカットする。
- 皮と果肉の間にナイフを入れ、2/3ぐらいのところまで皮を切り離す。
- さらに皮の上の果肉を薄く切り取り、切り離したほうの皮の片側に1本切り込みを入れて、皮の先端を内側に曲げる。
こうすることで、フォークがなくても食べやすい!
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種を取り除くときに一緒に捨ててしまうことが多い果汁は、茶こしでこして利用しましょう! ヨーグルトやアイスクリームなどにかけて召し上がれ。
シャインマスカット
種がなく、皮ごと食べられるぶどうならば、粒の皮にだけ切り込みを入れて、途中までむいた「花形」にして盛り付けてみて。見た目も開いた皮が花びらのようにかわいく、華やかな一皿が完成します。
【切り方】
- ぶどうの先に十文字に切り込みを入れる。(a)
- 切り込みに沿ってぶどうの皮をめくるようにむく。(b)
- 平らなところに置きたいときは底を少し切るといい。
桃
フルーツのカットの中でも特に難しいのが桃。つぶさないように、極力果汁を逃さないようムダな力をかけずにむいてから切るのがコツです。
また、色が変わりやすいので、素早くむいて盛り付けるか、盛り付けまでに時間がかかるときは塩水やレモン水につけておいて。
【切り方】
- 桃を手に持ち、へこんでいる部分に包丁を入れて、種に沿うようにしてぐるりと1周、切り込みを入れる。
- 両手のひらで包むように桃を持ち、切り込みに沿ってひねり、二つに割る。ひねるときは力強く握らず、やさしく、少しずつ繊維を切るようなイメージで。(a)
- 種のあるほうの実から、種を取り除く。このとき、包丁の先を種に沿って上下に動かして取り除いてもいいし、スプーンを差し込んでいい。(b)
- 半身を4等分に切り分け、皮をむく。食べ頃の桃なら手で静かにむいてもスルッとむける。皮が硬めな場合は、包丁を寝かせて、果肉と皮の間に入れて果肉に沿って動かしてむく。
ブルーベリー
ブルーベリーは新鮮なほど味がよく、収穫とともに水分が抜け始め、急速に鮮度と味が落ちていきます。新鮮なうちに早めに食べるようにしましょう。
果実を洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。冷凍用の保存袋に入れて平らにし、空気を抜いて袋を閉じ、冷凍庫へ。冷凍ブルーベリーは皮にシワが寄り、実の弾力を失ってしまうので、半解凍してから食べるか、凍ったままスムージーやデザートづくりに使うのがおすすめです。
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