ほうれい線をケア! 表情筋のエイジングケアで若々しい印象に
30代後半になると急に目立ってくるほうれい線。手でフェイスラインを引き上げると若々しく見えるのに、手を離すとほうれい線が目立ってしまう…と、鏡の前でため息をついている方も多いのではないでしょうか。
ほうれい線の解消にはスキンケアだけが大切なわけではありません。ここでは、表情筋を鍛えることでほうれい線を目立たなくする簡単な体操をご紹介します。
ほうれい線ができる原因とは
ほうれい線は次の3つの要因が影響しあって現れます。
- 肌のハリが低下すること
- 表情筋が衰えてくること
- 年齢とともに頭蓋骨が委縮すること
肌のハリや弾力感は、肌のバリア機能や角質層の乱れによって失われます。
それと同時に、年齢を重ねていくと顔の表情筋が衰え、筋肉が肌を支えることができなくなってしまいます。その垂れ下がった肌の下にできるのがほうれい線です。
また、女性ホルモンの減少による骨密度の低下によって頭蓋骨が委縮することも、ほうれい線に関係しているといわれています。
ほうれい線を解消していくためには、まず、表情筋を鍛えることが効果的です!
頬や口元のたるみに効く体操を2つご紹介
それでは、ほうれい線の原因となる頬や口元のたるみに効く表情筋の体操を2つご紹介します!
毎日実践することで表情筋が鍛えられて、たるみがケアされていきますのでぜひ挑戦してみてくださいね。
「口輪筋」を鍛える舌回し体操
まずは、いくつもの表情筋とつながっている「口輪筋」を鍛える体操です。
- 上唇と歯茎をつなぐ筋の横に舌先を当てる
- 歯茎に押し付けるように舌先にグッと力を入れる
- 歯茎と皮膚の付け根をなぞるように舌を大きく右回転させる
- 3秒間かけてゆっくりと右回転させたら、同じように左回転させる
舌回し体操のポイントは、舌に力を入れながらゆっくりと時間をかけて、大きく回転させること。素早く回転させると口輪筋に効かないので、3秒かけてゆっくりと舌を回していきましょう。
左右それぞれ1日30回が目安です。道具も必要ない簡単な体操なので、気づいたときに実践してみてくださいね。
「大頬骨筋」を鍛える割り箸体操
次に、頬の高さをキープする「大頬骨筋」を鍛える体操です。
- 割り箸を横にして口にくわえる
- そのまま「い」の発音状態になるように口角を引き上げる
- 口角を引き上げながら頬も一緒に引き上げる
- そのままの状態を60秒間キープする
割り箸体操のポイントは、口角だけでなく頬も一緒に引き上げること。目を見開くようにすると、自然と頬の筋肉に力が入りやすくなります。もし頬の筋肉がつらいと感じるようなら、最初は30秒から始めてもOK!
1日のうちに3回行うことを目標としましょう。
毎日の体操でほうれい線をかんたんケア!
ほうれい線は老けた印象を作り出してしまう大きな要素です。スキンケアで肌のハリをキープしながら、体操でしっかりと表情筋を鍛えてケアしていきたいですね。
今回ご紹介した2種類の体操は、いつでもどこでも簡単にできます。家事の空き時間やスキンケアタイムに毎日実践して、衰えた表情筋を鍛え上げていきましょう!