終活ってなにすればいいの?もしものときに備えてできる事前準備とは?
「終活」という言葉をご存知でしょうか?
耳にしたことはあっても「実際にどんな準備をすればいいの?」と、疑問に感じる方も少なくないのではないでしょうか。
初めて経験することに対して、疑問を感じるのは無理もありません。終活は、人生の終わりに向けて、よりよい生活を送るための大事な準備期間。老後の心配事や不安は、できる限り無くしておきたいところです。
この記事では終活とはなにか、いつから始めるか、何をすればいいか、終活の準備としてできる内容の詳細を解説していきます。
- 家族や子どもに迷惑をかけないため、終活の知識を入れておきたい方
- 健康で病気にならないうちに、身辺整理をしておきたい方
- 終活エンディングノートの書き方が知りたい方
こんな思いや疑問を感じる方は、記事の内容を参考にして、ぜひ終活を始めてみてください。
終活とは、人生の最期に向けて、一つずつ準備を進めていくための期間、活動のことです。
終わりの活動を設けることで、家族や周りの人たちに、心残りになるような心配事が減らせるメリットがあります。
終活と聞くと、どうしても暗い気持ちがよぎってしまうかもしれません。しかし、本来の意図としては、「未来を明るく過ごせる秘訣」に、繋がっていく願いが込められています。
終活について、考える機会を設けて行動することは、これまで生きてきた人生について、振り返るよい機会に繋がるのです。
頭の片隅によぎる老後のお金の問題、人生の終わりまでに考えたい今後の生き方など、心配や不安を感じる要素を一つずつ解決していくことで、気がかりがなくなります。
結果として、旅行や趣味、友人たちと過ごすプライベートの時間を充実させて、心から楽しめる時間にすることができるでしょう。
終活は決してネガティブなものではなく、自分の人生を棚卸しながら、今後の生き方を決めるためにも、大事な願いが込められているのです。
終活を始めるタイミングに、決められた時期はありません。自分が思いついたタイミングから、気軽に始めてみてください。
早い場合は、プラチナエイジ世代から終活を始められる方もいらっしゃるかもしれません。早く始めておけば、今後の人生を楽しむゆとりができて、目標や叶えたい夢に向かって充実した日々を過ごすきっかけになるでしょう。
以下の項目では、
- 断捨離を始める
- 終活エンディングノートを書き始める
- 遺言書や葬式、墓などの資金準備を始める
以上3つの項目から、終活に関する準備内容を解説していきます。
終活で具体的に何をすればいいか悩まれる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.断捨離を始める
あなたの自宅は、物が多いほうか、それとも物が少ないほうか、どちらに当てはまるでしょうか?
部屋にある物を少なくする「断捨離」や「ミニマリスト」という言葉が流行っており、すでに実践済みの方もいらっしゃるかもしれません。終活の一環としても、部屋の整理を少しずつ始めておくことで、後から片づけてもらう手間が省けます。
とはいうものの、物を捨てるのが得意ではない方もいらっしゃるかと思います。思い入れのある物は、大事に残しておきたいものですよね。
断捨離をするときのポイントは、以下に箇条書きでまとめました。ぜひ参考にして仕分けてみてください。
- 一年以上使っていない物かどうか
- 手に取ってみて、心が動かされるかどうか
- 活躍の機会を終えてしまい、もう使う機会がない物かどうか
捨てる物を分類するときは、それぞれ「捨てる」「保留」「捨てない」の3つに仕分けると、比較的スムーズに断捨離を始められます。
大事に残しておきたい物は別にして、自宅にある物の断捨離を少しずつ始めてみましょう。
2.終活エンディングノートを書き始める
人生の終わりへの活動をわかりやすくリスト化したものを「エンディングノート」と呼びます。市販で販売されているエンディングノートもありますが、特に形式は決まっていないため、自宅にある大学ノートでも構いません。
エンディングノートを書くメリットとは、家族や友人などに「しておいてほしいこと」「伝えたいこと」を共有できる点です。一般的には主に、以下のような内容を記載します。
- 自己紹介(名前や生年月日、血液型、本籍地の住所など)
- 人生の歴史(出産や結婚について、職歴、学歴、頑張ったことなど)
- お金のこと(加入している保険や通帳口座、基礎年金の番号、相続内容の情報など)
エンディングノートの内容に決まりはないため、肩の力を抜いて自由に記載しましょう。
3.遺言書・葬式や墓などの資金準備を始める
終活にはお金の問題が付きものであり、事前に考えをまとめておくと、後々スムーズに進められるため、人生でやりたい目標や趣味に集中できるメリットがあります。
お金に関する内容には、
- 遺言書の作成
- 葬式や墓の場所探しや準備、資金作り
などがあり、自分一人で進めると難しく感じることもあるかもしれません。プロや専門家の力を借りて、不明な点を一つずつ解消していきましょう。
- 終活アドバイザー、終活カウンセラーなどの力を借りる
- ファイナンシャルプランナーに相談して、お金の問題をサポートしてもらう
- 保険の相談窓口や銀行を活用して、お金に関する問題にアドバイスをもらう
など、プロの力も活用することで疑問点を一つずつ解消して、終活をスムーズに進められます。
終活とはなにか、いつから始めるか、何をすればいいか、終活の準備にできる内容の詳細を解説してきました。
人生を充実させるために行う大事な取り組みの一つとして、終活があります。終活に決められたタイミングはないため、プラチナエイジ世代から始めても構いません。
「断捨離を始める」
「終活エンディングノートを書き始める」
「遺言書・葬式や墓などの資金準備を始める」
以上の3つの項目から、自分が思いついたときに、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。夢や目標を叶えるためにも、少しずつ終活の準備を始めてみてくださいね。