自分史はいつ作れば良い?作り方や期待できる効果を紹介
自分史はこれまでの人生を振り返ったり、これからどのような暮らしをするか目標を定めたりする際にも役立つものです。作るべきタイミングと効果を紹介します。
自分史は、自分がこれまでどのような人生を過ごしてきたのかをまとめたり、これからの暮らしで生きがいを持ったりするために目標などを綴るものです。興味はあるけれどまだ着手できていない方のために、気になる作り時や具体的な作り方、どのような効果が得られるのかについてご紹介しましょう。
自分史の作り時とは
自分史は自己分析の役割も持っているため、自分のしたいことがわからなくなった時や、目標を明確に定めたい時、これまでの人生を自分の中で振り返ってまとめたい時などに効果的です。
人生において節目を迎えた際に作ってみてはいかがでしょうか。例えば、学校を卒業した時、社会人になった時、定年退職して時間ができたときなども一つのタイミングと言えます。
これまで自分がどのように生きてきたのかを振り返ることにより、自分が挫折しやすいことや、困難に直面した時の突破法を振り返って将来の目標につなげることも可能です。
近年は孫や子供が長寿のお祝いのタイミングで自分史作成サービスをプレゼントするケースも増えています。
自分史の作り方
作り方といっても特に難しい事はなく、ただノートに自分の人生を振り返っていくだけでも良いのですが、カテゴリーを作ることにより書くべきことが更にわかりやすくなります。
以下のようなカテゴリーを作ってみましょう。
- 学校
- 仕事
- 趣味
- 家族
- 恋愛
- ライフビジョン
この中で、更に細分化していきます。
例えば、「学校」のカテゴリーでは小学生、中学生、高校生、大学生とカテゴリーを詳しく分け、部活や学校行事、友達、努力したことなど、思い出深いことがあればどんどん書いていきましょう。
ライフビジョンは今後どのように生きていきたいのか、どのような目標を持ちたいのかを考える際にも役立ちます。
「65歳までにやりたいこと」のように、目標とする時期を定め優先順位を考えておくと、何から取り組めば良いのかもわかりやすくなるはずです。
自分史作りの効果
自分史を作ることによって自分自身を振り返ることができるため、自分がどのような人間であるのかを把握することに繋がります。これは自分が本当に興味のあることは何か、困難に直面した時にどのように向き合っていくとうまくいきやすいのかなどを知ることにも繋がるのです。
また、夫婦や家族でもお互いのすべてを理解しているわけではないので、それぞれが自分史を作り、見せ合うことによってコミュニケーションを取るのにも役立ちます。お互いの知らない部分を知ることによって絆を深めることができるのも魅力です。
見逃せない効果として、認知症の予防効果も期待できます。介護施設で回想療法といった形で自分史を作るところもあるくらいで、自分の過去について振り返ることは脳を活性化させることにも繋がるのです。高齢になってからは還暦や古希、喜寿、傘寿、米寿など様々な長寿のお祝いのタイミングがあるので、そのたびに作り、過去を振り返ってみてはいかがでしょうか。
自分史は人生を豊かにするのにも役立つ
ただ自分の過去のことを振り返るだけのものといったイメージを持っている方もいますが、自分を客観的にとらえることができるようになりますし、これまでの自分の人生と向き合うことにも繋がります。
長い人生を振り返って自分史を完成させるのは大変に感じる方もいますが、必ずしも完成させなければならないものではなく、書きながら人生を振り返るだけでも十分意味があり、自分自身について知ることは将来の人生を豊かにすることにも役立つはずです。