定年後に役立つ資格って?女性におすすめの資格と難易度一覧
人生100年時代。60代で定年しても、人生はまだまだ序盤です。しかし、定年後に会社での立場や人間関係を失うことで、人生に覇気がなくなってしまうケースは少なくありません。
定年後の資格取得は、仕事だけでなくプライベートも豊かにしてくれるもの。これからの人生の過ごし方を考えながら、資格取得について考えてみましょう。
資格取得より「人生設計」が大切
資格は、取得するだけでは意味がありません。「勉強」や「資格試験」そのものが趣味なら資格取得にも意味がありますが、資格を手に入れて“活かす”ためには、自分の人生にプラスになってくれる資格を正しく選びましょう。
これからの人生を、なにに費やしたいか。どこで、どんな風に、誰と過ごしたいかを思い浮かべてみましょう。難しく考えるのではなく、自分の願望を素直に出してみることが理想の人生を進む第一歩です。
「新しい仕事をやってみたい」
「趣味を極めたい」
「起業して、バリバリ稼ぎたい」
定年後のライフスタイルは、人の数だけあります。他の誰でもない、自分自身の気持ちがときめく過ごし方を思い浮かべてみましょう。それから、理想の過ごし方を叶えるために必要な資格を探してみてください。資格がなくても叶えられるのなら、資格を取る必要はありません。
ここからは、定年後の女性におすすめの資格を、下記の4つの願望別に難易度と併せてご紹介します。
・女性としてもっと輝きたい
・定年後は、独立したい
・再就職や再雇用に有利な資格がほしい
・趣味を充実させたい
ご自身の「理想の定年後の過ごし方」に近い項目をチェックしてくださいね。
【おすすめ資格①】女性としてもっと輝きたい!編
見た目も自分が「好き!」と思える自分でいたい。そんな方におすすめの、美容・ファッションに関わる資格をピックアップしました。
お化粧を極める「日本メイクアップ知識検定試験」
難易度:★★☆☆☆(3級)やや簡単
化粧品の正しい選び方や、メイクアップ・コスメの知識が学べる検定です。受験資格はありません。
メイクの効果は、外見を美しくみせるだけではありません。心を明るくし外出を促すなど、定年後の「生活の質」を上げる効果があることから、介護業界では「メイクセラピー」が注目を集めています。極めれば、美容関連の仕事に活かせる可能性もあります。
ファッションセンスを磨く「骨格診断アドバイザー検定」
難易度:不明
骨格診断は「人の生まれ持った骨格を診断することで、似合うファッションスタイルやアイテムを提案する理論」のことです。骨格診断をすることで、服を着こなせるようになり、より雰囲気が洗練されますよ。
一番簡単な3級は、受験料が1,200円、PCやスマホから気軽にチャレンジできます。
色を見極めてセンスアップ「色彩技能パーソナルカラー検定」
難易度:★☆☆☆☆簡単
「色を見極める力」を重視する検定。パーソナルカラー理論を習得することで、人に似合う色を導き出せるようになります。洋服、ヘアカラー、お化粧品など、見た目に関わるさまざまな分野に応用できるのが嬉しいポイント。センスを磨きたい方におすすめです。
【おすすめ資格②】定年後は、独立したい!編
「独立して、高収入を目指したい!」そんな方におすすめの、独立改行をサポートしてくれる資格をピックアップしました。
お金の管理は任せて「ファイナンシャルプランナー(FP技能検定)」
難易度:★☆☆☆☆(3級)簡単
FP(=ファイナンシャルプランナー)は、クライアントの収入や支出、資産などのお金に関するデータをもとに、クライアントの「人生の目標達成」に向けてアドバイスをする人のこと。3級から1級まであり、すべてが国家資格です。お金に関する仕事がしたい方はもちろん、自分自身の生活に役立てたい方にもおすすめ。
定年後のプラチナ世代に人気「マンション管理士」
難易度:★★★★★とても難しい
通称「マン管」と呼ばれるマンション管理士は、その名の通りマンションの管理に携わる仕事です。資格を取得すればすぐに個人事業主や法人として独立することができます。また、国家資格の価値があります。
受験資格はありませんが、合格率が10%以下と難関なのがデメリット。問題集などで勉強し、必要があれば通信教育やスクールも検討してみましょう。
独立もできる「宅建士(宅地建物取引士)」
難易度:★★★★☆難しい
宅建士の仕事は、不動産を借りる、または買う人に対しての「重要事項の説明」など、不動産取引の契約を進めること。不動産業界以外にも建築業界、金融業界で重宝されます。
合格率は低め。資格取得後、すぐに開業することは可能ですが、業界未経験だと銀行の融資を受けることや、お客さんの獲得が難しいことも。業界未経験の方は、一度、企業に入って一通りの業務を理解してから独立する道もあります。
【おすすめ資格③】再就職・再雇用に有利な資格がほしい!編
再就職は、定年前の会社と違う会社に就職すること。再雇用は、定年で退職したあと、再び同じ会社に雇用されることを指します。
再就職は、新しい場所で新しい人間関係を構築できるメリットが。再雇用は、これまでの人間関係を維持しながら、これまでの仕事を活かして仕事ができるメリットがあります。
介護職に携わりたいなら「レクリエーション介護士」
難易度:不明
「介護職」は、需要の高まりから再就職のチャンスが高い職種です。介護に関する資格は多岐にわたりますが、中でも「レクリエーション介護士」は、介護現場でおこなわれる「レクリエーション」を作ったり、コミュニケーション等によって現場を活性化する方法を学ぶ資格です。
介護関連の資格は介護の実務経験がないと受験資格が与えられないものも多いですが、レクリエーション介護士の2級は誰でも受験することができます。
インフラを守る「電気主任技術者」
難易度:★★★★☆難しい
電気主任技術者は、誰でも受験できる国家資格。建物の電気設備の点検、清掃、修理の監督をおこなう仕事です。合格率は10%以下と難易度が高めなのがデメリット。しかし、上記のような電気設備の取り扱いは電気主任技術者にしかできない仕事のため、需要が安定しているのが魅力です。
これまでの仕事に関する資格
新しい就労先を探す「再就職」ではなく「再雇用」を目指すなら、現職に関わる資格を取りましょう。
いまの状態からワンランクアップできるようなレベルの高い資格や、人に指導できるレベルであることをアピールできる資格を検討してみてください。また、仕事で役立つ外国語やパソコンスキルに関する資格もおすすめです。
【おすすめ資格④】趣味を充実させたい!編
もっと趣味を充実させて、自分磨きを楽しみたい!そんなあなたにおすすめの資格をピックアップしました。
美文字にうっとり「実用ボールペン字」
難易度:-
「実用ボールペン字」は、テキストに沿って文字を書く練習をすることで美文字の習得を目指す資格です。課題を提出したり、認定試験を受けることで、段位認定がもらえます(認定の条件は協会によって異なります)。文字が綺麗に書けると、それだけでワクワク!お手紙や年賀状など、書くのが楽しくなりますよ。
自分の健康管理に活かせる「食生活アドバイザー」
難易度:★☆☆☆☆簡単
健康に欠かせないのは、バランスのよい食生活。「食生活アドバイザー」の資格を取得すると、食生活を通じた健康管理や栄養面を考慮した食材選びができるようになります。お料理が好きな方や、周りの人に料理をふるまう機会がある方におすすめの資格です。
“好き”を極める「外国語の資格」
難易度:-
趣味としておすすめなのが、外国語の習得。好きな国の言語を習得すると、好きな国のカルチャー(映画や音楽など)をより深く楽しめるのはもちろん、今まで出会えなかった人との出会いがあるかも。
英語なら「英検」や「TOEIC」、韓国語なら「ハングル能力検定」や「韓国語能力試験」、中国語なら「中国語試験HSK」が人気の資格です。
資格取得で理想の生活を目指そう!
資格は、趣味や仕事の幅を広げてくれるもの。関心がある分野の知識や技術が深まれば、より生活が充実するはず!理想の生活を思い浮かべながら、資格の勉強を楽しんでくださいね。
※資格取得の難易度は、下記の基準で記載しています。目安としてご活用ください。
★★★★★…とても難しい(合格率1~10%)
★★★★☆…難しい(合格率:11~30%)
★★★☆☆…やや難しい(合格率:31~45%)
★★☆☆☆…やや簡単(合格率:46~60%)
★☆☆☆☆…簡単(合格率:61~80%)
☆☆☆☆☆…とても簡単(合格率:81~100%)