顔のシミ予防と対策|種類と原因を知りケアしよう!
年齢肌の悩みで多いのが顔にできる「シミ」。顔のシミは見た目の印象を左右しやすく、積極的にケアしたいですよね。
今回は、女性の顔にできやすいシミの種類と原因、シミの予防法、できてしまったシミへの対策法をご紹介します。
女性の顔にできやすいシミは主に次の4種類です。
- 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
- 肝斑(かんぱん)
- 雀卵斑(じゃくらんはん)
- 炎症性色素沈着
特に多いのは「老人性色素斑」と「肝斑」です。4種類それぞれの原因や特徴を解説します。
老人性色素斑
老人性色素斑は加齢ともにできやすいシミで「日光性色素斑」とも呼ばれています。主な原因は紫外線で、40代以降の方にできることが多いですが、早い方は20代でできる場合もあります。
老人性色素斑では、円形や楕円形の茶色または薄茶色のシミが、左右バラバラの位置に生じるのが特徴です。
肝斑
肝斑は30代以降の女性にできやすいシミで、更年期を過ぎると目立たなくなる傾向にあります。肝臓の色に似ていることから肝斑と呼ばれています。女性ホルモンの変動が主な原因と言われており、妊娠中や出産後の女性に多く見られます。男性にはほとんど見られません。
肝斑は顔の左右対称にでき、頬骨のあたりに広がることが多いですが、口の周りや額などにできる方もいます。
雀卵斑(ソバカス)
ソバカスは見た目が雀(すずめ)の卵殻に似ていることから「雀卵斑」とも呼ばれます。子どもの頃にできて思春期にもっとも目立ち、その後徐々に薄くなる傾向にあります。
ソバカスは遺伝的な要因で発生します。5ミリ以下の小さなシミが両頬や鼻などに左右対称にできるのが特徴です。
炎症性色素沈着
炎症性色素沈着は、ニキビや湿疹、やけど、けがなどで肌に炎症が生じた後、シミになったものを指します。
炎症性色素沈着は顔のどの部位でもできることがあり、痛みやかゆみなどの自覚症状はないのが一般的です。
ここではシミを増やさないための予防法についてお伝えします。
紫外線対策で予防
シミはどの種類であれ、紫外線を浴びることで悪化すると言われています。したがって、シミの種類に関わらず、シミ予防には紫外線対策が重要です。
一年を通して日焼け止めクリームを塗り、紫外線が強い春から夏にかけては帽子や日傘なども使って紫外線から肌をガードしましょう。
紫外線はシミだけでなく、しわやたるみなどあらゆる肌老化の原因になります。美肌のためには紫外線対策が欠かせません。
食事で予防
食事では抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eを含む食品を積極的に摂るのがおすすめです。ビタミンAはレバーやうなぎ、人参、ビタミンCはキャベツやブロッコリー、キウイ、かんきつ類、ビタミンEはカボチャ、アーモンドなどに多く含まれています。
食事で充分な量を摂るのが難しい場合はサプリメントで補うのも手です。
スキンケアで予防
肌を強くこすると、肌への刺激や摩擦でシミが濃くなってしまうことがあります。洗顔やマッサージをする時は肌に優しく触れてシミを予防しましょう。
また、シミ予防には美白有効成分を配合した化粧品でのスキンケアもおすすめです。美白有効成分には「アルブチン」「ビタミンC誘導体」「ルシノール」「トラネキサム酸」などがあります。
できてしまったシミへの対策には、メイクによるカバー、内服薬、レーザー治療、ケミカルピーリングなどがあります。
メイクでシミをカバーする時は、カバー力の高いファンデーションや、ピンポイントでシミを隠せるコンシーラーをうまく活用しましょう。
内服薬には「トラネキサム酸」「ビタミンC」「L-システイン」などを配合したものがあります。特に肝斑はトラネキサム酸が有効であると言われています。内服薬は市販品の他、皮膚科で処方されるものもあります。
より本格的にシミ対策をしたい時は皮膚科で治療するのも手です。内服薬の処方やレーザー治療、ケミカルピーリングなどを希望する場合は皮膚科で相談しましょう。
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顔にシミがあると気になってしまいますよね。シミを予防して美肌をつくるためには、紫外線対策やスキンケアはもちろん、栄養バランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠で心身の健康を保つことも大切です。今からできるシミ対策を始めましょう。