漬物作りは趣味と健康維持を兼ねられる趣味としておすすめ
漬物作りは、ぬか床から作って丁寧に野菜を漬け込むことで、だんだんと味わい深くなり発酵食品が楽しめるようになります。健康的な食生活にも役立つおすすめの趣味です。
和食に欠かせない漬物は、自宅でいろいろな野菜を漬けて作ることもできます。しっかりと寝かせて味を染み込ませれば、朝食から夕食、お弁当の副菜としても活躍する一品に仕上がります。
ここでは、漬物作りを趣味にするメリットについて詳しく紹介していきます。
漬物づくりを趣味にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
漬物は、じっくり漬けることで胃や腸に良い乳酸菌が含まれる発酵食品になります。
普段ヨーグルトなどの発酵食品を摂る機会が少ない人にとっては、漬物を食べることが健康的な食生活に繋がります。
ヨーグルトや乳酸菌飲料を3食摂るのが難しくても、漬物ならいろいろな野菜を使って副菜にできるので、朝から夜まで3食食べることができます。
漬物の場合、きゅうりや大根、にんじんなどさまざまな野菜を直接摂取できるので、乳酸菌だけではなく酵素や食物繊維が摂れるのも魅力です。
胃腸を強くしたい方だけではなく、慢性的に野菜が不足している方にもおすすめの趣味といえるでしょう。
ぬか床(糠床)は漬物を作るために必要な土台であり、精白した穀物から出る皮や胚芽を混ぜたものです。
穀物からできており、栄養価の高い皮や胚芽を直接利用するので、豊かな栄養素と酵素が含まれ、さらに乳酸菌がその中で育って、漬物の深い味わいを作り出します。
ぬか床はすぐにできるものではなく、しっかりと混ぜ込んで寝かせるプロセスを繰り返して育ちます。丁寧にぬか床を作っていくうちに楽しくなり、愛着が生まれ、自分だけの味わいを追求できるようになるでしょう。
漬物といえば大根や白菜が有名ですが、基本的にどんなものでも漬物にできます。
普段あまり口にすることのない野菜でも漬物にすれば少しずつ消費ができますし、持ちも良いのでお弁当の具材として使い回すことも可能です。漬物の作り方さえ覚えておけばいろいろなバリエーションに挑戦できるようになります。
ここからは、ぬか漬けを例として漬物の作り方を詳しくみていきましょう。
ぬか床に必要な道具は以下の通りです。
- ぬか床を混ぜるボウル
- ぬか床の保存容器(フタつき、1、2人分で3リットル程度のもの)
- 清潔な布
保存容器はプラスチックのタッパー(大)がおすすめですが、ステンレスやガラス製でも問題はありません。
ぬか1kgに対する材料は以下の通りです。
- 生ぬかまたは炒りぬか1kg(どちらでもOK)
- 塩素の入っていない水1200cc(ミネラルウォーターなど)
- 昆布10~15cm1,2枚
- 赤唐辛子2~4本
- 粗塩140g~150g(自然塩がベスト)
- 捨て漬け用の野菜くず
材料をボウルの中でよくこねて、手で簡単につかめる程度の柔らかさになるまで混ぜ合わせます。次に、昆布と赤唐辛子を入れて混ぜます。
それらを保存容器に移して均一にならし、ぬか床全体を上から押して叩くようにして「地ならし」をします。
この後、使わない野菜のくずを使ってぬか床全体を発酵させる(捨て漬け)必要があります。
捨て漬けの手順としては、野菜くずをぬか床に入れながら1日2回を目安にかき混ぜます。3日経ったらくず野菜を取り出して新たなくず野菜に入れ替え、このプロセスを2回繰り返してできあがります。
ぬか床は20度から25度程度の室温に管理しなければなりません。室温が30度を超えると発酵しすぎてしまうので、夏場は冷蔵庫などに入れて管理します。
こうしてぬか床ができあがったら、新鮮な野菜を漬け込みます。ぬか床を掘って野菜を埋め込み、上からしっかりとぬかをかぶせて空気を抜きながら押し叩きます。
表面が平らになったら容器のフタをしっかりと閉めて、1,2日置いてできあがります。水道水で野菜を洗って、適度な大きさに切っていただきます。
ぬか漬けにはいくつかの手順がありますが、基本的にぬか床ができたら野菜をどんどん入れて漬け込むことができます。
毎日野菜を入れてあげると、ぬか床はどんどんうま味を増していくので、ぜひ楽しみながら漬物作りにチャレンジしてみてください。
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この機会にぜひぬか漬け作りに挑戦してみてくださいね。