効率よくきれいに!年末・年始に分ける大掃除 part1|基本ステップ
「大掃除は年内に」というイメージがありますが、実は無理してすべてを終わらせなくてもOK。 年末と年始に分けて行うプロのお掃除を参考にすれば、最小限の労力で家がきれいになりますよ!今回は、掃除の基本ステップ編を紹介。
大掃除を年末と年始に分けるメリットは?
メリット1
年末掃除の負担が大幅減
すべての場所を年末に終わらせようとすると、時間や体力的に意外と負担に。一部を年始にまわすことで年末に集中するタスクを分散。負荷を減らした大掃除ができます。
メリット2
掃除の二度手間が減る
トイレやお風呂を年末までに掃除しても、人が来ると結局汚れてしまいます。年末も使う場所は、年始に大掃除をすることでムダな二度手間をカット。
年末は
玄関、窓ガラスなどすぐに見える場所
年末に掃除するのは初めに通る玄関の他、窓ガラスやキッチンなど、目につきやすい場所を中心に。気持ちよく新年を迎えるタメに、仏壇や神棚も汚れを払いましょう。
年始は
トイレ・お風呂などの年末も使った場所
トイレやお風呂、洗面所は年末も使う頻度が高く汚れがたまりやすいため、年始にまとめて掃除を。人が集まるリビングも、年末はさっと整える程度にして来客後に行います。
年末に詰め込まない大掃除でゆとりを持って新年を迎える
年内に終わらせるのが大掃除の常識ですが、家事研究家の分けて行う負担の少ない大掃除です。 「一気に掃除するのは大変なので年末だけでやろうとしなくて大丈夫です。負荷を減らしてゆとりを持って新年を迎えるために、年末と年始の2回に分ける掃除がおすすめです」
年末年始は家族の帰省などがあり、人が集まれば汚れはついてしまうもの。そのため年末も使う場所はあえて年始に掃除するほうが効率的です。
「年末は人の目につきやすい玄関や窓ガラス、キッチンなどを行い、トイレやお風呂、リビングなどは年始にまわします。年末に蛇口や鏡などの磨くと光る場所だけピカピカにしておくと、きれいな印象を与えますよ」
場所別「お掃除マップ」と次のページから紹介するプロの技を参考に、頑張らないラクな大掃除を。すがすがしい空間で新年を迎えましょう!
プロが教える掃除の基本ステップ
どの場所の掃除にも共通する「基本ステップ」をチェック。この順序に沿って行うと、ムダな時間をかけずにラクにきれいにできます。
STEP1
ホコリを落として水拭きをする
まずはホコリを必ず落としてから水拭きします。最初から水拭きをすると、ホコリがダマに。汚れが広がるのを防止するための大事な工程です
STEP2
頑固な汚れはつけ置きでゆるめる
コンロのこびりつきやカビなどは浸け置きを。汚れが落ちやすくなり、その間に他の場所を掃除できて効率アップ。※浸け置きが不要な場所はSTEP3へ。
STEP3
仕上げの乾拭きで汚れをつきにくくする
水拭きした後は、乾拭きをしてしっかりと水滴を取り除きます。乾拭きすることで仕上がりに磨きがかかり、汚れをつきにくくする効果があります。
監修者
髙橋ゆき さん
家事研究家。家事代行サービス「ベアーズ」取締役副社長。家事のスペシャリストとしてテレビや雑誌などで活躍。テレビドラマの家事監修も担当。2015年には家事大学を設立し学長を務める。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています