効率よくきれいに!年末・年始に分ける大掃除 part4|お風呂・トイレ
「大掃除は年内に」というイメージがありますが、実は無理してすべてを終わらせなくてもOK。 年末と年始に分けて行うプロのお掃除を参考にすれば、最小限の労力で家がきれいになりますよ!最後は、お風呂・トイレ編を紹介。
【年始に掃除する場所】皮脂汚れや石けんカスがスッキリ!「お風呂」
年末年始もみんなが使うお風呂は年始にスライド。カビのもとになる皮脂汚れ、石けんカスを落として、天井や鏡、排水口までつるピカに!
お風呂の天井
フローリング用のワイパーで水拭き
天井は、フローリング掃除用ワイパーにぞうきんを巻いてカビ取り剤をスプレー。カビがある部分を中心に全体的に拭いて、その後乾拭き。カビ取り剤が垂れることがあります。めがね、ゴム手袋、マスクの着用、換気を忘れずに。
排水口
重曹 + お酢でぬめりを浮かせる
排水口は髪の毛などのごみを取り除き、重曹を10〜15g程度振り入れます。その上からお酢を注ぎ入れるとプツプツと気泡が発生。この気泡が汚れを分解して浮かせてくれます。2〜3分放置した後、シャワーでしっかり洗い流します。
浴槽
お湯が温かいうちに軽く磨く
入浴後、お湯が温かいうちに水面のラインに沿ってお風呂用洗剤をスプレー。3〜5分程度時間をおいたら、この線に沿ってスポンジでこすります。お湯を抜きながら浴槽全体を洗い、皮脂汚れや水アカを落とし、シャワーで流します。
鏡
ストッキング団子で簡単にピカピカ
クリームクレンザーをストッキング団子(つくり方は下記参照)につけ、円を描きながら磨き、シャワーで洗い流します。乾いたぞうきんで上から下へ一定方向に拭いて水滴を取り除きます。最後に古いTシャツで磨けば、鏡が光って美しい仕上がりに。
【ストッキング団子】
静電気でホコリや汚れを吸着して落とします。丸めた古い靴下を、切ったストッキングの中に入れ、端をかぶせて団子状に。
【年始に掃除する場所】すきまの汚れまできれいになる「トイレ」
使うたびに汚れてしまうトイレも年始の掃除が効率的。指先感覚で磨ける「軍手ぞうきん」でラクラクきれいに。
トイレの便器
ペーパー + 洗剤で湿布して落とす
頑固な汚れがたまりやすい便器のフチに、長めに切ったトイレットペーパーをぐるっと敷き詰め、泡タイプのトイレ用洗剤をスプレー。“湿布”したまま15〜20分程度おいてから、いつも通りトイレ用ブラシで磨くとスッキリ!
トイレ全体
軍手ぞうきんで細かいすきまを磨く
軍手ぞうきん(つくり方は下記参照)を手にはめて洗剤を吹きかけ、ペーパーホルダーなどの小物類→便座の裏→シャワー式トイレのノズル→便器のフチ汚れの順番で汚れを拭きます。指先を使い、細かいすきままできれいに拭くのがポイント。
【軍手ぞうきん】
ゴム手袋の上に軍手をはめると、すみずみまで掃除できます。洗剤の液だれ防止に、ゴム手袋の下は数センチ折り返しを。
監修者
髙橋ゆきさん
家事研究家。家事代行サービス「ベアーズ」取締役副社長。家事のスペシャリストとしてテレビや雑誌などで活躍。テレビドラマの家事監修も担当。2015年には家事大学を設立し学長を務める。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています