簡単ワンプレートおせち Part1|盛り付けのコツ&おすすめレシピ3品
楽しみ方いろいろ! お手軽・華やかおせち
忙しい年末年始に、おせちをつくるのは大変……という人必見。当日ギリギリでも間に合う1枚のお皿におせちを少しずつ盛り付ける、「ワンプレートおせち」をご紹介します。少量でいいから準備も片づけも簡単。ご夫婦、一人暮らしの方、料理の準備が大変なシニア層にもおすすめです。今回は一の重、二の重、三の重のうち「盛り付けのコツ&一の重」のレシピを。ちょっとしたコツで、簡単なのに見た目もとっても華やかに!
美味しいおせちを並べたテーブルで、一年の始まりを祝いましょう。
盛り付け3つのポイント
1 黒など濃い色の大きめの平皿を選ぶと、料亭のような重厚感が出て、上品な仕上がりに。
2 煮しめなど茶色いものから先に盛り付け、色の鮮やかなものを差し色としてプラスしていくと色味のバランスよく盛り付けられます。
3 色味の似た料理は離して盛り付け、汁気のあるものは豆皿などを使うのがおすすめ。南天の葉や和雑貨などの飾りをプラスするとぐっと華やかになります。
お酒のおつまみにも【一の重】のレシピ
祝い膳に用いる酒の肴「祝い肴」を詰める一の重からは、開運の縁起をかつぐ「酢ゴボウ」と、商売繁盛を願う「栗きんとん」、日の出を象徴する「かまぼこ」を。
レンジで簡単
栗きんとん
材料(つくりやすい分量)
栗の甘露煮(瓶詰):4粒、サツマイモ(金時芋):80g(皮を除いた分量)、砂糖:大さじ2、栗の甘露煮のシロップ:大さじ3(足りない場合はみりんを足す)
つくり方
〈1〉サツマイモは2cmの厚さに切って厚めに皮をむき、10分ほど水にさらす。水洗いして耐熱性の器に入れ、水大さじ1(分量外)を加えてラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分加熱する。
〈2〉竹串で刺してサツマイモがやわらかくなったことを確認したら、フォークなどでつぶし、砂糖と甘露煮のシロップを加えて練りまぜる。
〈3〉ラップをせずに電子レンジで1分加熱し、混ぜ合わせて再び1分加熱し、皿などに広げて冷ます。栗の甘露煮を混ぜ合わせなじませる。
たたいてゆでてあえるだけ
酢ゴボウ
材料(2人分)
ゴボウ:100g
【A】
すりごま:大さじ3、酢:大さじ2、しょうゆ:小さじ1、砂糖:小さじ1、塩:ひとつまみ
つくり方
〈1〉ゴボウは洗って土を落とし、太めのものなら縦半分に切る。麺棒などで少しさけ目ができる程度に軽くたたき、ゴボウを4〜5cmの長さに切って、水にさらしておく。
〈2〉【A】と混ぜ合わせる。
〈3〉鍋に湯を沸かし、塩(小さじ1/2程度・分量外)を入れ、ゴボウを2分ほどゆでる。ゴボウに火が通ったらザルにあけ、熱いうちに〈2〉と合わせて冷ます。
飾り切りで華やかに
紅白かまぼこ
切り方を少し工夫するだけで、見た目がワンランクアップ。 真ん中に切り込みを入れてイクラを添えたり、ねじって手綱に。 かまぼこは幅8mm程度に切ると、食感がよくておすすめです。
手綱かまぼこのつくり方
〈1〉かまぼこを幅8mmに切り、紅白の境目よりやや内側を端2cmを残してカーブに沿って切ります。
〈2〉切り離した赤い部分の真ん中に縦に切れ目を入れます。
〈3〉切り離した赤い部分の端を、切れ目の下からくぐらせ、ねじって形を整えれば完成!
教えてくれたのは
風間章子さん
かざま・あきこ●料理家。調理師。料理教室「人形町キッチン」主宰。カフェメニューの考案他、多数のメディアで料理監修・調理を行う。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています