簡単ワンプレートおせち Part2|おすすめレシピ3品
楽しみ方いろいろ! お手軽・華やかおせち
忙しい年末年始に、おせちをつくるのは大変……という人必見。当日ギリギリでも間に合う1枚のお皿におせちを少しずつ盛り付ける、「ワンプレートおせち」をご紹介します。少量でいいから準備も片づけも簡単。ご夫婦、一人暮らしの方、料理の準備が大変なシニア層にもおすすめです。今回は一の重、二の重、三の重のうち「二の重」のレシピを。ちょっとしたコツで、簡単なのに見た目もとっても華やかに!
美味しいおせちを並べたテーブルで、一年の始まりを祝いましょう。
ワンプレートおせちの盛り付けのコツと、お酒のおつまみにもなる一の重のレシピはこちら!
おせち料理のメイン「二の重」のレシピ
焼き物を中心に詰める二の重からは、長寿を祈願する「エビの祝い煮」、正直な生き方ができるようにという意味の「松風焼き」を。平和を願う「紅白なます」で彩りをプラス。
オーブン不要で簡単
松風焼き
材料(つくりやすい分量)
【A】
みそ:大さじ1、酒:大さじ1/2、砂糖:大さじ1/2、みりん:小さじ2
【B】
鶏ひき肉:150g、おろし生姜:小さじ1/2、片栗粉:大さじ2、サラダ油:小さじ2、けしの実(白ごまでも可):大さじ2
つくり方
〈1〉【A】を耐熱性の器に入れ混ぜ合わせ、電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱し冷ましておく。
〈2〉【B】と〈1〉を練り合わせ、オーブンシートを敷いた7×10cm程度の型に詰め込む。フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、温まったら火を弱め、オーブンシートを取りはずしてフライパンに置く。表面にまんべんなくけしの実を敷き詰め、フタをして弱火で5分間焼く。
〈3〉裏返して再びフタをして弱火で5分焼く。火を止め、フタをしたまま10分ほどしっかりと蒸らす。竹串を刺して火の通りを確認し、型からはずして長方形に切る。
放ったらかしでOK
紅白なます
材料(つくりやすい分量)
大根:180g、ニンジン:30g、塩:小さじ1/2、ユズ(小):2個
【A】
ユズの果汁:小さめ2個分、酢:ユズの果汁+酢で大さじ3、砂糖:大さじ1と1/2〜2、塩:小さじ1/4
つくり方
〈1〉大根とニンジンは千切りにし、塩を混ぜ合わせて全体にしんなりとするまで5分ほどおく。ユズは底の部分を薄く切り落とし、切り落とした部分を細切りにする。さらに上から1/4程度を横に切り落としてスプーンで中身をくりぬき、果汁を搾る。
〈2〉【A】を混ぜ合わせ、しっかりと塩と砂糖を溶かしておく。
〈3〉〈1〉の大根とニンジンの水気をしぼりポリ袋に入れ、〈2〉と細切りにしたユズの皮を混ぜ合わせ、味がなじむまで30分程度おく。ユズに盛り付ける。
煮汁にポン! 冷ませば完成
エビの祝い煮
材料(2人分)
頭のついたエビ:4尾
【A】
だし汁:300ml、酒:大さじ2、しょうゆ:大さじ2、みりん:大さじ3、砂糖:大さじ1
つくり方
〈1〉エビは背ワタを竹串で取り除き、キッチンばさみで足とヒゲと頭の先端部分を5mmほどそろえて切り落とす。
〈2〉鍋に【A】を入れて沸騰させ、エビを入れて2分ほどゆで、エビを取り出して3分ほど中火で煮つめる。
〈3〉保存容器にエビと煮汁を入れて冷ます。
教えてくれたのは
風間章子さん
かざま・あきこ●料理家。調理師。料理教室「人形町キッチン」主宰。カフェメニューの考案他、多数のメディアで料理監修・調理を行う。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています