効率よくきれいに!年末・年始に分ける大掃除 part2|玄関・窓ガラス
「大掃除は年内に」というイメージがありますが、実は無理してすべてを終わらせなくてもOK。 年末と年始に分けて行うプロのお掃除を参考にすれば、最小限の労力で家がきれいになりますよ!今回は、玄関・窓ガラス編を紹介。
【年末に掃除する場所】 来た人を一番に迎える「玄関」
年末に掃除しておきたいのが玄関。家の中で初めに迎え入れる場所です。すがすがしい空間を準備して、新年に備えましょう。
玄関たたき
1. 水に浸けた新聞紙を巻いてから掃く
手のひらサイズにちぎった新聞紙を水に浸けて絞り、たたきの上にまんべんなくまいてからほうきで掃きます。ぬれた新聞紙が細かいごみを吸着します。
2. ぞうきんで一方向に水拭きする
最後は絞ったぞうきんで一方向に水拭きして仕上げを。
靴箱
重曹水で全体を拭いてから乾かす
靴をすべて出し、重曹をぬるま湯に溶かした重曹水(つくり方は下記参照)をぞうきんにスプレー。このぞうきんで靴箱の中をまんべんなく水拭き。扉を開けて完全に乾かしてから靴を戻します。仕上げに、重曹を入れた小瓶を靴箱に入れるとニオイ対策に!
【重曹水】
重曹20gに対してぬるま湯200mlを混ぜると、油汚れなどの掃除に使えます。スプレーボトルに入れておくと便利。
【年末に掃除する場所】磨けば部屋が明るく! 「窓ガラス」
誰からも見えやすい窓ガラスは年末に掃除するのがおすすめ。「網戸→窓ガラス→窓のレール」の〝上から下〟の順番で行います。
網戸
1. ホコリを落として洗剤液を用意
ストッキング団子(つくり方は下記参照)でホコリを落とします。洗面器に40〜45度のお湯を入れて固形石けんを泡立て、洗剤液を用意。
【ストッキング団子】
静電気でホコリや汚れを吸着して落とします。丸めた古い靴下を、切ったストッキングの中に入れ、端をかぶせて団子状に。
2. スポンジ + ぞうきんではさんで拭く
1 でつくった洗剤液をつけたスポンジと絞ったぞうきんで網戸をはさみ、汚れをぞうきんに押し出していくように上から下へ拭いていきます。
窓ガラス
ホコリを取ってから水拭き→乾拭き
網戸同様に、ストッキング団子(つくり方は上記参照)で上から下へ乾拭きしてホコリを落とします。窓ガラス用洗剤を「Z」の形に吹きかけ、絞ったぞうきんで上から下へ水拭き。その後乾拭きして、仕上げに古いTシャツなどで磨くとピカピカに。
窓のレール
レールカットスポンジで汚れを取り除く
土ボコリや大きなごみを歯ブラシで取り除きます。レールカットスポンジ(つくり方は下記参照)に住宅用洗剤をつけ、レールの汚れを落とします。このときスポンジの切り込みでレールをはさみ込むようにして一方向に動かします。最後に絞ったぞうきんで水拭きを。
【レールカットスポンジ】
食器洗いスポンジのやわらかい面に、カッターで2本の切れ込みを入れるだけ。グリルの網掃除にも活躍。
監修者
髙橋ゆきさん
家事研究家。家事代行サービス「ベアーズ」取締役副社長。家事のスペシャリストとしてテレビや雑誌などで活躍。テレビドラマの家事監修も担当。2015年には家事大学を設立し学長を務める。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています