効率よくきれいに!年末・年始に分ける大掃除 part3|キッチン
「大掃除は年内に」というイメージがありますが、実は無理してすべてを終わらせなくてもOK。 年末と年始に分けて行うプロのお掃除を参考にすれば、最小限の労力で家がきれいになりますよ!今回は、キッチン編を紹介。
【年末に掃除する場所】油汚れやぬめりを一掃! 「キッチン」
年始もフル稼働のキッチンですが、見えやすい場所のため年末に掃除を。コンロの油汚れや排水口の汚れをきれいにリセット!
シンク
洗剤で洗った後ステンレスを磨く
シンクは傷つきやすい金属タワシは使わず、スポンジのやわらかい面で。中性洗剤をつけ「ヘアライン」といわれる研磨処理の筋に沿って、一定方向に磨きます。水で洗い流した後、最後に乾拭きで仕上げます。
蛇口
三つ編みストッキングできれいに!
蛇口も中性洗剤をつけたスポンジのやわらかい面で磨きます。根元やきわなどは古い歯ブラシで汚れを落とします。水で洗い流して乾拭きをした後、三つ編みストッキング(つくり方は下記参照)で磨くとピカピカに!
【三つ編みストッキング】
ステンレスの磨きに便利。ストッキングを半分に折って結び目をつくり、「右足部分・左足部分・お尻部分」の3本でゆるめに三つ編みすれば完成。
排水口
1. 重曹 + お酢の発泡力で汚れオフ
ごみ受け(ストレーナー)を取り出し、排水口に重曹を粉のまま10〜15g程度振り入れます。その上からお酢を注ぐと、二酸化炭素が発生。発泡の力で届きにくい細部の汚れを分解してくれます。
2. ごみ受けのぬめりはポリ袋に入れてシェイク
ごみ受け(ストレーナー)のぬめりやカビ、腐敗臭には、泡タイプの漂白剤を拭きかけてポリ袋へ。少量の水を加えて口を縛り、上下に20秒シェイク。15分ほどおいてから水洗いすると、網目に詰まった汚れまでスッキリ。
コンロ
1. 重曹プールに浸けてするっと落とす
シンクにごみ袋を広げてガムテープで固定し、重曹1:お湯9(40〜50度)でつくった重曹プールを用意。五徳や受け皿、グリルの網などを沈めて密封。1時間程度浸け置きしたあと、スポンジや歯ブラシで汚れを落とします。
2. ガス台は重曹水で油汚れがスッキリ
ガス台は、重曹水(つくり方は下記参照)を含ませたふきんで拭くとつるつるに。重曹は油汚れを落とすのに効果的。点火用のつまみや火力調整レバーなど、凹凸があるパーツも拭きましょう。
【重曹水】
重曹20gに対してぬるま湯200mlを混ぜると、油汚れなどの掃除に使えます。スプレーボトルに入れておくと便利。
換気扇
重曹水スプレーでレンジフードを拭く
レンジフードは、重曹水(つくり方は上記参照)をスプレーしたふきんで拭きます。重曹が残らないように水拭きの後は乾拭きを。換気扇の中は構造が複雑なため、できればハウスクリーニングのプロに依頼するのがおすすめ。
監修者
髙橋ゆきさん
家事研究家。家事代行サービス「ベアーズ」取締役副社長。家事のスペシャリストとしてテレビや雑誌などで活躍。テレビドラマの家事監修も担当。2015年には家事大学を設立し学長を務める。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています