第2の人生は違う土地で。ミセス世代が考える移住先とは?
ずっと同じ地に住んで何十年・・・定年後はゆっくり違う土地で第2の人生を始めたいと思う50代、60代の男女は少なくありません。
特に、都会に住んでいるミセス世代にとっては、田舎や緑の多い土地で優雅にゆったり過ごすことは、一つの願いでもあります。これまで、家庭でも仕事もバリバリ働いてきたからこそ、全く違う土地で全く違うライフスタイルを送りたくなるものです。
そこで、今回はミセス世代が考える移住先や移住するメリットなどをご紹介します。
ぜひ、第2の人生が豊かなものになるように、参考になればと思います。
50代や60代で移住を考える人は増えていますが、どんな時に移住したいと思うのでしょうか?
- 子供が成人して夫婦二人だけになった時
- 仕事に一区切りをつけたい時
- 老後を考えた時
- 今後の健康を考えた時
- 今の生活から解放されたい時(癒されたい)
- 自由に生きたいと感じた時
など、移住したいと感じる理由は人それぞれですが、社会にどっぷり浸かってきた経歴がある人ほど感じることが多く、それが50代60代のミドル世代に集中しています。
そもそも移住するメリットって?
ただ「移住したい!」と感じるだけで、どんなメリットがあるのかわからないという人も中にはいます。
移住するメリットはこちら!
- 低家賃で生活できる
とにかく、一番のメリットは家賃が安いことです。
都心に住んでいる人ならびっくりする価格で住むことができます。こだわり条件がなければ、3分の1程度で住むことも可能な物件が多数あります。
- 常に新鮮な食材が味わえる
そして、もう一つのメリットは、新鮮な野菜や新鮮なお米、魚などその土地で採れたものをその日に手に入れることができることです。
そして、驚きはそれだけではありません。
お値段が安いことです。
都会にはないようなびっくり価格で購入することが可能なのです。
手に入れられる場所は直売所や市場などで、鮮度の高い旬の食材が並んでいます。また、農家をしている人たちから譲ってもらえることは日常茶飯事として多く、美味しい食材だけでなく、人の温かさを感じられるのも移住のメリットと言えます。
一方、憧れの土地で暮らすことが移住の目的の人もいます。
例えば、憧れのリゾート地、海の見える場所に住むなど、都会の雑踏から離れて少しだけ贅沢な暮らしをしたいというミドル世代です。
長年の夢だったという人も少なくないでしょう。
リゾート地などは人気の物件が多いため、家賃が高くなる可能性があり、事前に計画しておくことが必要です。
しかし、中古別荘など中古で売り出している物件にリフォームを加えて、少ない資金で住まいを整えることができる物件も多数あるので、じっくり考えてぜひ第2の人生となるリゾートライフを手に入れてくださいね。
リゾート地に移住を決めたミドル世代の声
都会から離れてリゾート地に移住を決めた方々の意見をまとめてみました。
【移住した後の暮らしについて、どう感じていますか?】
- 「冬が寒いと身構えていたのですが、もう慣れました。都会のようにすぐに何でも手に入る環境ではないですが、ネットもあり、無いものは何とかするという精神が身につきました」
- 「移住して農作業をしています。自分で育てた食材が美味しく感じることに感動です。お酒も美味しく、よく眠れて、規則正しい生活ができています」
- 「地域の方々が優しく温かく接してくれます。都会にはないご近所付き合いもありますが、程よい距離感で心地がよく、困った時は助けてくれるこころ強い味方です」
では、実際にミドル世代、ミセス世代にとっておすすめの移住先をご紹介します。
ミドル世代、ミセス世代の憧れ「葉山」
ミドル世代、ミセス世代が若い頃に、よくドラマや映画の舞台になった葉山や逗子エリアは憧れの土地でもあります。
海や山が近く、ちょっと歩けばビーチに行ける距離が非日常感を味わえ、海辺に近くなればなるほど、波の音を聞く日常が待っています。
鎌倉や湘南へも近く、寺院やおしゃれなレストランなどもあるため、週末も楽しめる要素がたくさんあります。
自然も多く、山の方へ住まいを構えると心地よい風が通り抜け、夏場でもエアコンがいらないくらい避暑地として人気です。
自然の恵みを存分に感じられる「八ヶ岳」
山形県に位置する八ヶ岳は自然豊かな土地で、空気も澄み、四季折々の木々や草花で溢れています。その中に建つ広々とした敷地面積の一軒家は、別荘のような出で立ちのものも数多くあり、現地を訪れる人を魅了します。
いつかは自分で農業を始めたかった人や自給自足にチャレンジしてみたかった人など、自然の恵みを活かした暮らしを切望している人は、ぜひ八ヶ岳をご検討してみてはいかがでしょうか。
しかしながら、自然の雄大さと住まいの造りに圧倒されながらも、実際に住むとなると「不便なことも多いのでは・・・」と、不安になってしまうこともありますよね。
そんな移住初心者の方でもご安心!
山梨県では、移住を考えている人たちに対して、宿泊体験ができる住宅を用意しているので、街の雰囲気や買い物や病院などライフスタイルにおける利便性を知ることができます。
また、「やまなし暮らし支援センター」という相談窓口があり、移住者に向けてのセミナーを都度開催しているので、利用してみましょう。
都心からも近い場所で気軽に移住「長野県松本市」
聞いたことがある人もない人も、長野県松本市は移住に人気の土地です。
実は13年連続「移住したい街」にランクインしているとも言われています。
では、長野県松本市ってどんなところなのでしょうか。
長野県松本市では、北アルプスを望むことができ、非常に清々しい絶景を目の当たりにすることができます。
上高地や穂高蓮峰などの登山口があり、定期的な運動コースとして軽めの登山をすることも可能です。
また、松本市は自然だけでなく、クラフト工芸が盛んで毎年5月には「工芸の5月」と題した、街がクラフト工芸で溢れるイベントがあります。
移住した後に、農業も含めて自分の手でものづくりをスタートさせたいミドル世代なら、きっと楽しめるはずです。
松本市でも定期的に移住セミナーを行っているそうなので、参加して概要を知ることで、また一歩移住への関心が高まることでしょう。
これまで家族のために頑張ってきた分、これからは少しずつ自分のための時間を有意義に使いたいと願う50代からのミドル世代のために、第2の人生をスタートさせるべく、厳選した移住先をご紹介しました。
利便性や住みやすい雰囲気は大事ではあるものの、やはり自分が心地よく過ごせるかどうかが移住を決めるポイントになります。
自分らしく生きる人生をぜひ移住先で見つけてみてはいかがでしょうか。