睡眠中の枕が美容に良い影響を及ぼす!?理由と選び方を教えます
枕は睡眠の深さに関わる寝具で、ストレスを軽減したり熟睡による新陳代謝を上げたりする働きをサポートします。頭と体に合うサイズで、適度な弾力や硬さのあるものを選びましょう。
快眠をサポートしてくれる枕は、寝具のなかでも特にこだわりたいアイテムです。睡眠の質を上げることで美容にも良い影響が出てくるので、自分に合う枕選びを心がけたいところですね。
ここでは、枕が美容に欠かせない理由と上手な枕選びについて詳しく紹介します。
睡眠時の枕がなぜ美容に大切なのか、詳しくみていきましょう。
睡眠中は副交感神経が優位に立っており、体を興奮させて覚醒させる交感神経が静かになっています。このとき、副交感神経の影響で緊張状態がほぐれ、体の芯からリラックスした状態になります。
普段ストレスが強い環境にいる人ほど、しっかりと睡眠をとることでストレスが軽減され、体と心を休めることができます。
お肌はターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しながら、日々新しい状態へと変化しています。
眠っている最中は睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌され、メラトニンの働きにより成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンには新陳代謝を促す役割があるため、睡眠が美肌作りに直結していることがわかります。
また、成長ホルモンには抗利尿作用があり体の水分量を適切に維持する役割もあります。
寝て起きたときに肌から水分が抜けすぎないように保持してくれるので、肌ツヤの維持にも深く関わっています。
肌と同じく、髪の毛もヘアサイクルと呼ばれる新陳代謝によって抜け替わりを繰り返しています。
ヘアサイクルが何らかの原因で乱れると、細く抜けやすい毛になってしまったり、成長途中で抜けて薄毛を引き起こしたりと、さまざまな影響が出てくる可能性も。
毎日決まった時間にしっかりと眠るだけで、健康で新しい髪の毛が生えやすい頭皮環境となります。
睡眠の質を上げる枕の選び方をチェックしていきましょう。
枕は頭を乗せるだけではなく、横になったときに「自然に立っている姿勢」がとれるかどうかがポイント。
あおむけに寝たときに、首と床のあいだには1cmから6cm程度のすき間ができますが、そこを埋めてくれる高さがあるものを選びましょう。
あお向けの状態では首の骨がゆるやかなS字になるように、後頭部~首までをしっかりと支えてくれる枕がベスト。
さらに寝返りをうって横向きになったとき、首の骨がまっすぐになるように、床からの高さがある枕を選ぶようにしてください。
枕には小さなものから2人以上が寝られる大きなものまで、さまざまなサイズが揃っています。
体格が小柄な方は小さな枕でも問題ありませんが、寝返りを頻繁にうつ場合は大きめの枕が良いでしょう。
使っていくうちに枕がつぶれて形が変わってしまうと、知らないうちに首に負担となってしまう場合があるため、弾力性と機能性にもこだわって選んでください。
羽毛枕やビーズ製の枕は頭をすっぽりと包み込んでくれますが、中身がつぶれてしまうと仕立て直しが必要になるため、形の変わりにくいウレタンやラテックス製の枕もおすすめです。
枕にはさまざまな素材やサイズが揃っており、重ねて使ったり大きなものを広々と使ったりと、自分らしいアレンジも楽しめます。
睡眠の質を高めるためには、枕に頭を安心して預けられるか?体と頭のバランスがとれるか?などが重要なポイントになります。
相性の良い枕を探し、ぐっすりと眠る習慣をつけて、美容に睡眠を活かしていきましょう。