簡単ワンプレートおせち Part3|お煮しめ&野菜の切り方
楽しみ方いろいろ! お手軽・華やかおせち
忙しい年末年始に、おせちをつくるのは大変……という人必見。当日ギリギリでも間に合う1枚のお皿におせちを少しずつ盛り付ける、「ワンプレートおせち」をご紹介します。少量でいいから準備も片づけも簡単。ご夫婦、一人暮らしの方、料理の準備が大変なシニア層にもおすすめです。今回は一の重、二の重、三の重のうち「華やかになる野菜の切り方&三の重」のレシピを。ちょっとしたコツで、簡単なのに見た目もとっても華やかに!
美味しいおせちを並べたテーブルで、一年の始まりを祝いましょう。
縁起のよい定番メニュー「三の重」のレシピ
三の重からはおせちに欠かせない「煮しめ」を。煮しめは、サトイモやレンコンなど縁起のよい野菜を一つの鍋で煮ることから、家族が末長く仲よく繁栄するようにという意味が込められています。
干しシイタケはレンジで時短戻し
煮しめ
材料(つくりやすい分量)
干しシイタケ:4枚、サトイモ:4個、レンコン:40g、ニンジン:7mmの輪切り4枚、絹さや:4枚
【A】
だし汁:500ml、砂糖:大さじ2 、酒:大さじ2、みりん:大さじ2 、しょうゆ:大さじ2 、塩:小さじ1/2
つくり方
〈1〉耐熱性の器に干しシイタケとたっぷりの水を入れて、浮き上がらないよう小皿で重しをして電子レンジ(600W)で2分加熱し、10分ほど浸して石づきを切る。サトイモは皮をむく。レンコンは12mmの半月切りにして皮をむき、水にさらす。ニンジンは7mmの輪切りにする。絹さやは筋を取り、塩ゆでにしておく。
〈2〉鍋にサトイモがかぶる程度の水(分量外)を入れて沸騰させて3分間ゆで、ザルにあけて洗ってぬめりを落とす。
〈3〉鍋に【A】と絹さや以外の野菜を入れ落としブタをして火にかけ、沸騰したら火を弱めて15分煮る。煮汁ごと冷まし、盛り付けるときに絹さやをさっと煮汁に通す。
余裕のある人はもう一手間
レンコン
半月切りにしたレンコンの穴と穴の間にV字の切れ込みを入れて取り除くだけで、花レンコンに。
ニンジン
ニンジンは皮付きのまま7mmの輪切りにして、花形などお好みの形の型抜きでくりぬきます。
サトイモ
上下を平行になるように切り落とし、手に持って側面を上から下に向かって等間隔に、6面皮をむきます。
シイタケ
カサの中央に包丁で45°の角度でV字に切り込みを入れ、さらに米印になるように2か所切り込みを入れます。
教えてくれたのは
風間章子さん
かざま・あきこ●料理家。調理師。料理教室「人形町キッチン」主宰。カフェメニューの考案他、多数のメディアで料理監修・調理を行う。
●この記事は『めりぃさん』2023年12月10日発行号に掲載された内容を再編集しています