コメの消費量が減少 米や米粉の魅力を知り生産者を応援しよう!
日本では米の消費量が減少の一途をたどっています。
伝統ある和食文化を大切にしながら米の生産者を応援するために、日本の現状と米や米粉の魅力についてご紹介します。
米の消費量はピーク時の半分に!?
日本では、国民における年間一人あたりの米の消費量は減少傾向が続いています。
農林水産省によると、1962年度(昭和37年度)の年間一人あたりの米の消費量は118.3kgであったのに対し、2020年度(令和2年度)は50.7kgに減少。
なんと半分程度にまで減っています。
<米の年間一人あたり消費量の推移グラフ>
出典:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/171130/attach/pdf/index-6.pdf
米の消費量が減少している理由として、共働き世帯の増加や世帯人数の減少、外食やコンビニ利用の増加、パンや麺類を食べる機会の増加などが影響していると考えられています。
参考サイト:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0405/05.html
伸びる米粉市場
米の消費量が減少している一方で、米粉の需要は伸びています。
農林水産省の「米粉用米の生産量・需要量の推移グラフ」を見ると、近年の米粉の需要量は右肩上がりに伸びていることが分かります。
<米粉用米の生産量・需要量の推移グラフ>
出典:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/attach/pdf/index-245.pdf
米粉はパンや麺類、スイーツをつくるときに活用したり、天ぷらや唐揚げの衣にしたりなど、幅広い用途に使えます。
米粉や米粉製品は、小麦アレルギーの人や、グルテンフリーを実践する人などに重宝されています。
グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種です。
なお、米粉製品によっては、グルテンなど小麦を含む原材料が使用されている場合があります。
小麦アレルギーなどの理由でグルテンを避けている人は、製品の表示などをよく確認するようにしましょう。
米や米粉の魅力をもっと知ろう!
和食はユネスコの無形文化遺産に登録され、世界的に注目されています。
多様な食材を使い、栄養バランスがよく、季節感があり、年中行事とも深く関わる和食は、日本が誇る伝統的な食文化です。
その和食に欠かせない米は、古くから私たちの健康を支える役割を担ってきました。
米は炭水化物が主成分でエネルギーのもとになります。他にタンパク質やビタミン、ミネラルなども含んでいます。
ゆっくりと消化されるごはんは腹持ちがよく、朝食で食べると学業や仕事のパフォーマンス向上にも役立ちます。
また、米粉でつくられたパンや麺類は、独特のもっちりとした食感が楽しめます。
米粉は小麦粉よりも油の吸収率が低く、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物に米粉の衣をつかうと、カロリーを抑えながらサクサクの食感が長続きします。
生産者の努力により、日本には美味しい米の品種が数多くあります。
米や米粉を食べて健康に役立てながら、生産者を応援しましょう。
編集部おすすめの米&米粉製品
「めりぃさんのお店」では、新鮮で安心な食材を購入できます。
おすすめの米や米粉製品をご紹介しますので、ぜひお試しください。
米や米粉を食べて生産者を応援しよう!
日本人が古くから食べてきた米は、栄養バランスのよい和食に欠かせない食材。
米粉を活用すれば、和食だけでなくパンや麺類、スイーツなどの幅広いメニューが楽しめます。
また、国産の米や米粉を食べることで、日本の食糧自給率アップにもつながります。
米や米粉を食事に取り入れましょう。