健康と美のみなもと! 大豆に含まれる5つの栄養素とは?
日本の食卓に欠かせない大豆。醤油、味噌、豆腐、納豆など、加工食品としても大活躍しています。
その栄養価の高さが注目されていますが、実際にどのような栄養素があり、私たちの健康づくりに役立っているのでしょうか。
大豆に含まれる主な栄養素として、下記が挙げられます。それぞれの働きを見ていきましょう。
- たんぱく質
- 食物繊維
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- カリウム
たんぱく質 |
20種類のアミノ酸から構成され、体をつくるための主成分 体内には性質や働きの異なるたんぱく質が10万種類あるといわれ、体のあらゆる組織を構成する材料となります。また、代謝機能を調整する酵素やホルモン、神経伝達物質、免疫物質をつくることにも役立っています。
たんぱく質が不足すると、思考力や免疫機能の低下を招く可能性も。そのため、1日3回の食事を通して定期的に摂取することが不可欠です。 |
食物繊維 |
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられ、働きもそれぞれ別。 大豆にはどちらの食物繊維も含まれています。
食物繊維は消化されない成分であり、非栄養素と考えられてきました。しかし近年、わずかな一部の食物繊維が腸内細菌により発酵・分解されてエネルギーに変換されることがわかってきました。 |
ビタミンB1 |
糖質を分解し、エネルギーに変換するときに必要となります。疲労物質の処理、脳や神経の働きを正常に保つことにも貢献しています。
お米やパンなどの炭水化物(糖質)ばかり食べると、糖質のエネルギー変換にビタミンB1がたくさん必要となり、結果的にビタミンB1不足になりがち。大豆の他にうなぎや豚肉に多く含まれているので、日々の食事でうまく補いたいですね。 |
ビタミンB2 |
糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポート。細胞の再生などを促す働きがあるため、健康な髪や皮膚を保つためにも重要な栄養素です。
肌荒れや口角炎などのトラブルが起きたときは、ビタミンB2が不足しているサインかもしれません。大豆以外にもレバーや卵、乳製品を意識的に食べましょう。 |
カリウム |
カリウムはナトリウムと相互作用しながら、細胞内外のミネラルや水の量を調整しています。また、神経の情報伝達や、筋肉の収縮・弛緩の動きを正常に保つ働きもあります。
カリウムとナトリウムのバランスを正常に保つことは、高血圧の改善にも役立ちます。というのも、ナトリウムは体内の水分をためることで血圧を上昇させる一方、カリウムは水分を排出しようとする働きがあるからです。
インスタント食品などには塩分(塩化ナトリウム)が多く含まれているので、食べ過ぎには要注意。ナトリウムの過剰摂取となり、カリウムとのバランスが崩れると、むくみや高血圧などの原因になることも。 |
大豆に含まれる成分、“大豆イソフラボン”は、抗酸化物質の一種であり女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあります。エストロゲンは健康な血液や骨をつくり、コラーゲンの生成を促進、または自律神経の働きを安定させることにも貢献。まさに女性の健康と美を支えているのです。
しかし、45歳あたりを境に分泌量は一気に減少。大豆イソフラボンを積極的に摂取することが、エストロゲンの減少を緩和してくれるといわれています。
大豆飲料、納豆、油揚げ、豆腐などが、大豆食品の中でも特に大豆イソフラボンを多く含みます。ただし、過剰摂取はNG。女性ホルモンのバランスが崩れ、かえって乳がんなどのリスクを高める可能性があるといわれているためです。
日本の食卓には欠かせない食材である大豆。加工食品の開発も進み、今では大豆でお肉に近い触感を再現した「大豆ミート」を使い、餃子やから揚げ、ハンバーグをつくるレシピも人気です。
大豆に含まれる栄養素を意識的に摂取しながら、日々を健康に過ごしたいですね。
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