蕪(かぶ)の栄養とおすすめの食べ方・根と葉を余さず食べよう!
かぶは根も葉も食べることができ、加熱しても生のままでも美味しい、使いやすい食材です。
かぶの栄養や保存方法、おすすめの食べ方についてご紹介します。
かぶの基礎知識
かぶを使いこなすための基礎知識についてご紹介します。
かぶの旬は春と秋冬
かぶの旬は3~5月頃と、10~1月頃の年2回です。
かぶは「春の七草」のひとつであり、1月7日には「七草がゆ」を食べて、胃腸をいたわるとともに栄養を補い、無病息災を願う風習があります。
かぶは根だけでなく、葉も栄養がたっぷり!
かぶの根にはビタミン類や消化酵素のアミラーゼが含まれています。
アミラーゼは熱に弱いため、効率的に摂取したいときは生で食べるのがおすすめです。
また、かぶの根は白いものだけでなく、赤色(または赤紫色)のものもあります。
この赤色はポリフェノールの一種であるアントシアニンによるものです。自然の赤色は食卓を華やかにしてくれます。
一方、カブの葉は、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、カリウム、鉄分、食物繊維など、女性の健康をサポートするために効果的な栄養素が数多く含まれています。
このように、かぶは美容と健康に役立つ成分が根と葉の両方に含まれているため、可能なら葉つきのカブを購入して丸ごと使いましょう。
かぶの保存方法
かぶは葉をつけたまま保存すると根の水分が抜けてしまうため、葉つきのかぶは根と葉に分けて保存しましょう。
根と葉はそれぞれ、冷蔵庫の野菜室で新聞紙などに包んで保存します。
長期保存したい場合は、根と葉のいずれも冷凍保存が可能です。
根は皮をむき、使いやすい大きさにカットしてフリーザーバッグに入れて冷凍庫に保存します。
葉の場合も、使いやすい長さにカットしてフリーザーバッグに入れて冷凍保存します。
使う時は、凍ったまま炒め物や汁物などの加熱調理に使います。
冷凍したかぶの保存期間は1カ月を目安に、早めに使い切りましょう。
かぶのおすすめの食べ方
繊維が柔らかく淡泊な味のかぶの根と、青菜として美味しく食べられるかぶの葉。
それぞれおすすめの食べ方をご紹介します。
かぶの根は、煮物や炒め物、味噌汁などの加熱料理はもちろん、漬物やサラダなど生で食べる料理にも使えます。
かぶを大根おろしのようにすりおろす「かぶおろし」もおすすめ。
かぶおろしは大根おろしよりも辛みが少なく、やさしい味わいが特徴です。
赤いかぶの根は、鮮やかな色合いを生かして漬物やサラダ、ドレッシング、ポタージュスープなどにすると食卓が華やかになり、SNS映えもばっちりです。
かぶの葉は炒め物やスープ、お浸しなど、サッと加熱して幅広い料理に使えます。
かぶの葉を5mm幅に切ってごま油で炒め、ちりめんじゃことごまを加えれば栄養満点のふりかけが完成します。
かぶのおすすめレシピ
赤いかぶを使ったおすすめのフォトジェニックレシピをご紹介します。
赤かぶのポタージュスープ
赤いかぶをポタージュスープにすると、ピンクに色づいたかわいいスープに。
じゃがいもを加えてクリーミーに仕上げました。
レシピ名
材料(2人分)
- 赤かぶの根 1個
- じゃがいも 1個
- 水 200ml
- 牛乳 200ml
- コンソメ 小さじ1
- 塩・コショウ 各少々
★つくり方
- 赤かぶの根とじゃがいもは皮をむき、食べやすい大きさに切る。
- 鍋に水、赤かぶの根、じゃがいも、コンソメを入れて火にかけ、柔らかくなるまで茹でる。
- 粗熱が取れたらミキサーに入れてかく拌する。
- 3を鍋に戻し入れ、牛乳を加える。塩・コショウで味を整えて完成。
かぶを堪能しよう
かぶは使い道が幅広く、七草がゆやポトフのように体にやさしい料理や、栄養満点のふりかけなど、さまざまな楽しみ方ができます。
特に秋冬のかぶは甘みが増すといわれているので、旬の時期ならではの美味しさを堪能してみてはいかがでしょうか。
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