乾燥肌対策におすすめの食べ物は?食事で肌の潤いをサポート
肌の乾燥が気になる季節におすすめの食べ物やレシピをご紹介します。
乾燥肌の原因と予防・改善方法
肌が乾燥する原因には、空気の乾燥、紫外線、加齢、偏食などさまざまなものが考えられます。
女性の肌の皮脂分泌量は成人後、加齢とともに減少する傾向にあります。
皮脂が減少すると肌内部の水分を保持できず乾燥肌になりやすいため、特に50代以降の女性で乾燥肌が気になる方は多いかもしれません。
外側からの対策としては、加湿器の活用、日焼け止め化粧品の活用、保湿成分を配合した化粧品でのスキンケアなどがあります。
こうした外側からのケアに加えて、食べ物や飲み物で内側からも対策をしましょう。
今回は、乾燥肌の対策におすすめの食材をご紹介します。
乾燥肌対策におすすめの食べ物・飲み物
肌の乾燥が気になるときは、偏食を避けて栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
以下は特におすすめの食材です。
ニンジン
ニンジンにはβ-カロテンが豊富に含まれています。
β-カロテンを摂取すると体内でビタミンAに変換されます。
このビタミンAは皮膚や粘膜の健康をサポートする働きがあるといわれ、乾燥肌対策に取り入れたい栄養素です。
また、抗酸化作用があるので、紫外線対策にも役立ちます。
ビタミンAは脂溶性のため、炒め物などで油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
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ホウレンソウ
ホウレンソウはβ-カロテン、ビタミンC、鉄分など、美肌づくりに役立つ栄養素が豊富です。
ビタミンCは抗酸化作用がある他、コラーゲンの生成をサポートする働きがあります。
また、鉄分は肌へ酸素を供給し、肌の新陳代謝を助けます。
鉄分が不足すると肌の新陳代謝が滞り、乾燥肌を招いてしまうことも。ホウレンソウは生食よりも加熱調理のほうが、カサが減ってたくさん食べられるのでおすすめです。
青魚
サバやイワシなどの青魚には必須脂肪酸が多く含まれています。
必須脂肪酸とは、体内で合成できない脂肪酸のこと。必須脂肪酸は肌の皮脂をつくる栄養素で、不足すると肌の乾燥をまねきやすいといわれています。
青魚は、必須脂肪酸の中でも“良質な油”として注目されるオメガ3系脂肪酸を含んでいます。
また、青魚は肌をつくる組織のもとになるタンパク質も豊富です。
乾燥肌を予防して健やかな肌を保つために、青魚を意識して摂りましょう。手軽に摂るには魚の缶詰も便利です。
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ゴマ
東洋医学では、ゴマは全身を潤す作用があるとされ、乾燥肌や髪のパサつき、便秘の予防におすすめの食材です。
栄養素としては、必須脂肪酸やタンパク質、鉄分、カルシウム、ゴマグリナンなどが含まれています。
ゴマグリナンには抗酸化作用があり、紫外線対策にも向いています。
ゴマの外皮は硬いため、吸収率を高めるにはすりゴマやねりゴマがおすすめです。
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ハチミツ
ゴマと同様に、ハチミツにも体を潤す作用があるといわれており、肌やのどが乾燥する時におすすめです。
体が冷えると肌の乾燥をまねきやすくなるため、冷えが気になるときは、温かい紅茶にハチミツを加えるなど、ホットドリンクで体を温めながら肌を潤しましょう。
ハチミツにはビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
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乾燥肌対策におすすめのレシピ
沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」のレシピをご紹介します。
β-カロテンが豊富なニンジンと、必須脂肪酸やタンパク質が豊富なツナ缶、潤い作用のあるゴマを使います。
にんじんしりしり
レシピ名
材料(2人分)
- ニンジン 1本
- ツナ缶 1缶(約70g)
- 卵 1個
- 塩 小さじ1/2
- 酒 小さじ1
- ゴマ油 小さじ1
- 白すりゴマ 適量
★つくり方
- ニンジンは皮をむき千切りにする。ツナ缶は油を切る。
- フライパンにゴマ油を入れて火にかけ、ニンジンを炒める。しんなりしたら油を切ったツナ缶を加えて炒め、塩、酒を加えて全体を混ぜ合わせる。
- 溶き卵を加えて炒め、火が通ったら器に盛り付ける。
- 白すりゴマをちらしてできあがり。
乾燥肌対策で潤いをキープしよう
肌が乾燥すると、化粧ノリが悪くなったり、小じわが目立ったりしがちです。
乾燥肌がひどくなると、かゆみやヒリヒリなどの肌トラブルが起こることも。
空気が乾燥する季節や、乾燥肌に傾きやすい中高年の女性は、特に外側と内側からしっかり対策をして、潤いのある肌を保ちましょう。