新米の美味しい炊き方や水加減のコツを解説! 時期はいつまで買える?
秋は新米が美味しい季節。今回は、新米をより美味しく食べるための炊き方や水加減のコツ、美味しさを保つための保管方法などをご紹介します。
新米とは秋に収穫して年内に精米したもの
毎年、新米が売られている期間は短いですが、そもそも新米とは、いつからいつまでのお米を指すのでしょうか。一般的には、秋に収穫してその年の年内に精米・包装されたお米のことを新米と言います。
新米は9月から10月にかけて店頭に並ぶことが多いですが、地域や品種によって収穫時期や出荷時期はさまざまです。早いものは8月から、遅いものは11月に入ってから店頭に並ぶ品種もあります。
新米が美味しいと言われるのは、水分を多く含み、軟らかく粘りがあるため。見た目は白くツヤがあり、お米の甘い香りを楽しめるのも新米の特長です。
炊飯器を使った新米の炊き方はこちらです。
1.お米を研ぐ
計量したお米に水を入れ、手指を使って5~6回かき混ぜたら水を捨てます。これを3~4回繰り返します。
2.浸水させる
新米を炊く前に浸水することでさらに美味しいご飯が炊けます。浸水時間は仕上がりの好みで決めましょう。
<浸水時間の目安>
- 粘りが少なく、やや硬めのご飯に仕上げたい時:30分前後
- 粘りが強く、しっとりしたご飯に仕上げたい時:30分~2時間
3.やや少なめの水加減で炊く
新米は水分を吸収しやすいため、水加減は通常よりもやや少なめで炊くとベタっとなりにくく、美味しく仕上がります。
土鍋で炊く方法
新米の甘みやうま味をしっかりと引き出すには、土鍋でご飯を炊くのもおすすめです。土鍋を使った新米の炊き方をご紹介します。
- 米を研ぎ、浸水させたらよく水を切る。
- 土鍋に米を入れ、米1合に対して200ccの水を加える。
- 中火にかけて沸騰させ、沸騰したら弱火にして20分加熱する。
- 火を止めて10分蒸らしたらできあがり。
新米は冷暗所に保管しよう
新米の美味しさを保つには、お米を適切な方法で保管することも大切です。お米は気温が20℃を超えると虫が発生しやすくなるため、涼しくて風通しのよい冷暗所に保管しましょう。気温が高い季節は冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
また、お米を虫やカビから守るためには、米袋のまま保管せず、米びつやペットボトルなど密閉できる容器に移します。最近は使い勝手のよいさまざまなタイプの米びつが登場しているので、活用してみるのもよいでしょう。
新米に合うご飯のお供レシピ
新米と一緒に食べたいのがご飯のお供。ここではつくり置きできる「肉味噌」のレシピをご紹介します。ひき肉の甘辛い味がご飯にぴったりです。煮沸消毒した瓶に入れることで、冷蔵庫で1か月ほど保存できます。
Recipe
肉味噌のレシピ
材料(作りやすい分量)
- 豚ひき肉 100g
- 味噌 80g
- 砂糖 大さじ4
- みりん 60ml
- 焼酎 1/2カップ
★つくり方
- フライパンを火にかけ、ひき肉を入れて炒める。出てくる脂はキッチンペパーで拭き取る。
- 味噌、砂糖、みりん、焼酎を加え、混ぜながら弱火で加熱する。水分がなくなりとろみがついたら火を止める。
- 煮沸消毒した瓶に詰め、冷めたら冷蔵庫で保存する。
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シーズンが限られた新米を味わおう
日本人が古くから主食として食べてきたお米。炊き立ての新米を食べたときの感動や贅沢感を味わえるのは限られた期間だけなので、実りの秋にぜひ味わいたいものです。お米の代表格と言われるコシヒカリをはじめ、さまざまな品種があるので、食べ比べをしてみるのもよさそうですね。